Windows 10でストレージセンサーからWindows.oldをクリアする方法
Windows 10の大規模アップデートなどを適用すると、何らかの問題があったときにOS本体をロールバックするためのバックアップイメージが作られます。
そのバックアップの多くはシステムドライブの「Windows.old」というフォルダに収められます。この中身は場合によっては数十GBぐらいの容量になりますので、Cドライブを割り当てているストレージの容量が小さな時には空き容量を圧迫してしまうことになります。
新しいシステムの運用に問題がないと分ったら、通常はWindows.oldの中身をクリアするのがいいでしょう。
この処理を設定アプリの比較的新しい機能「ストレージセンサー」から実行することが出来るようになりました。
この手順を説明します。
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設定アプリのストレージセンサーのページを開く
設定アプリはスタートメニューのギア形のアイコンから開きます。
設定アプリのトップページからは「システム」を選択します。
システムのページが開いたら、次に左側の機能の一覧の中から「ストレージ」をクリックします。
ストレージのページが開いたら「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」のリンクを使います。
これでストレージセンサー設定用のページが開きます。
Windows.oldの中身のクリアは実はストレージセンサーの機能を有効化していなくても直接実行が出来ます。今回はこちらの方法を使います。
Windows.oldを直接クリア
設定アプリの「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」のページを一番下までスクロールさせます。
すると「今すぐ空き領域を増やす」という項目の中に「以前のバージョンのWindowsを削除する」というチェックボックスがあります。
こちらにチェックを入れてその下にある「今すぐクリーンアップ」のボタンをクリックします。
するとWindows.oldなどの中にある、旧バージョンのWindows 10にロールバックするためのバックアップデータの削除処理が実行されます。
この処理を行なうと、それ以降は前のバージョンに戻すことは不可能になりますので良く確認の上で行なうようにしましょう。
それとMay 2019 Updateからではないかと思いますが、Windows.old等は自動的にも削除されるようです。こちらの処理を待つのもありでしょう。
処理が完了すると画面はこのようになります。
今すぐクリーンアップのボタンの後ろにチェックマークがつき、この処理で開放された領域のサイズも表示されています。
ストレージの画面に戻ってみると、確かにCドライブの空き容量が増えていることが分ります。
念のためエクスプローラーでCドライブのWindows.oldフォルダをチェックすると、
空になっていることが確認できました。
上にも書いたとおり自動でもこの処理は実行されますので、Cドライブの容量に余裕がある場合にはそちらに任せても良いでしょう。低価格のタブレットPCなど、Cドライブに余裕がない場合には手動実行する方が良いケースもあります。