Windows 10搭載タブレットPCのタッチキーボードの使い方。必ず覚えておきたい基本操作と設定方法
Windows 10搭載タブレットパソコンでは、文字入力の際にはタッチキーボード(ソフトウェアキーボード)を利用することになります。
タブレット端末でもそこはWindows PCですから、USBコネクタやBluetooth経由などでハードウェアキーボードを接続して利用することも可能です。ですが、身軽に出先に出向きたい時や、ちょっとした検索程度の目的であれば、外部にキーボードを常に携帯するというのもちょっと面倒ではあります。(Surfaceなどのキーボード付き専用カバーは除く)
そういったケースでは、タッチキーボードは特に便利に活用可能です。
ここでは必ず覚えておきたいタッチキーボードの操作方法と設定方法まとめて紹介します。
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日本語入力モード・英数字モードを切り替える
タッチキーボードを表示したときに、スペースキーの左隣にあるキーが物理的なキーボードの「半角/全角」キーに相当します。ここに「A」と表示されている場合は英数字入力モードです。
日本語入力に切り替えるには、このキーにタッチして表示を「あ」に切り替えます。
この設定にすると、日本語の入力が行えるようになります。
連続して大文字を入力する
タッチキーボードには物理キーボードに用意されている「Caps Lock」キーがありません。ですが、その代わりにShiftキー(↑キー)をロック状態にする機能が準備されています。
タッチキーボードのShiftキーを2回タップすると、Shiftキーの表示が白くハイライトされ、その後の英字の入力がすべて大文字になります。
Shiftキーのロックを解除するには、もう一度Shiftキーをタップします。
ショートカットキーの入力方法
物理キーボードからショートカットキーを使うには、Ctrlキーなどとの同時押しが必要なケースが多くなっていますが、タッチキーボードでは同時押しの必要ありません。Ctrlキーの次に、英字キーをタッチすればOKなようになっています。
Ctrlキーに一度タッチすると、タッチキーボードの表示が次のように切り替わります。
たとえば上記の状態から「a」キーをタッチすると、全選択が行なわれます。
同じようにして、例えばCキーをタッチすることでコピーコマンドを発行することができます。
・知らなきゃ損、覚えておきたい便利なショートカットキー36選!
記号・数字の入力方法
タッチキーボードはQWERTY配列の表示モードでも、通常は一番上の数字の列が表示されません。このため数字や記号の入力では、モードを切り替える必要があります。
モード切替のためのキーは、左下角の「&123」とかかれたキーです。ここにタッチすると、
キーボードの表示が数字と記号の入力モードに切り替わります。
絵文字の入力方法
携帯電話やスマートフォンで使うような絵文字を入力するモードもあります。こちらのモードに切り替えるには、タッチキーボードの左側、Ctrlキーと「あ」または「A」キーの間にある、スマイルマークのキーにタッチします。
これで絵文字を直接入力可能になります。
分割表示モードへ切り替えて使う
タッチキーボードの入力・表示モードには、分割キーボードのモードもあります。
キー表示の右下角にあるキーボードのアイコンのキーにタッチしてメニューを出し、キーボードの種類のメニューの中の左から2番目を選択すると、分割キーボードになります。
左手で数字、右手でかなの入力モードになり、かな入力側ではフリック入力も可能です。
分割キーボードでQWERTY配列を使う方法
タブレットを両手で持った状態で文字入力を行なう際には分割キーボード操作が便利です。キー配列を一般的な英文字の配列であるQWERTYキーボードに切り替えることももちろん可能です。
設定は、設定画面の「地域と言語」から「日本語 Windowsの表示言語」をクリックしその中の「オプション」をクリック。
設定画面が「日本語」の表示に切り替わりますので「Microsoft IME」をクリックします。
オプションボタンが現れますので、それをクリックします。
設定画面がMICROSOFT IMEの画面に切り替わります。この画面の中の「タッチ キーボード」の項目の、「親指レイアウト」のメニューから「QWERTY」を選択します。
この設定で分割キーボードがQWERTY表示に切り替わります。
分割表示したタッチキーボードの大きさを変更する
タッチキーボードはユーザの指の長さなどに合わせて、大きさを変更することも可能です。そのためには分割キーボード表示の時に左側にある縦に点が3つ並んだキーにタッチします。
S、M、Lのサイズのメニューが出ますので、適当なサイズを選択します。
Sサイズにするとこんな感じです。
上の画像のサイズがLサイズ、下の画像のサイズがSサイズのキーです。
タッチキーボードの配列を物理キーボードの配列と同等にする方法
タッチキーボードを一般的な物理キーボードに近い配列に変更することも可能です。ただ、既定の状態ではタッチキーボードの種別選択のボタンのうち、物理キーボード配列のボタンはグレーアウトしていて選択することが出来ません。物理キーボードに近い配列を使う場合は、設定変更にて有効にする必要があります。
この設定は、設定画面の「デバイス」の中の「入力」の項目で、「ハードウェア キーボードに準拠したレイアウトをタッチ キーボード オプションとして追加する」をONにすればOKです。
これで選択可能な状態となり、物理キーボード準拠の項目が使用可能になります。
表示を切り替えてみると、手元のSurface Pro 4では、英語キーボードに切り替わりました。
こちらを日本語キーボードに変更することも出来ます。
設定は、設定画面の「地域と言語」から「日本語 Windowsの表示言語」をクリックしその中の「オプション」をクリック。
「日本語」の表示に切り替わりますので、「ハードウェア キーボード レイアウト」の項目の「レイアウトを変更する」ボタンをクリックします。
キーボードレイアウトを「日本語キーボード」に変更することで、タッチキーボードのレイアウトも日本語キーボードに切り替わります。
直接仮名入力を行なう
タッチキーボードの表示モードが物理キーボード準拠になっていると、日本語を入力する際に直接ひらがなで入力を行なうことが出来るようになります。
このためには、表示されているキーをCtrl -> Shift -> かなキーの順番でタッチします。
すると、「a」のキーのタッチで直接「ち」が入力できるようになります。
元の英数文字の入力モードに戻すには、Alt -> かなキーの順番でタッチすればOKです。