作業途中のデータが…、となる前に確認しようWindows Updateの再起動設定
Windows 10ではしばらく再起動が必要になるタイプのWindows Updateはなかったと思いますが、2017年秋の大規模アップデートFall Creators Updateの配信が始まり、またWindows Updateによる再起動がかかることになります。
以前はこのタイプの再起動が必要な更新が入ると、ちょっと目を離した隙に再起動が実行されて作業途中のデータが失われた、というユーザーのお話が流れたりもしました。
今のWindows 10にはこういった事故を防ぐための仕組みが組み込まれていますが、その設定はきちんと行われているでしょうか?
大規模アップデート配信開始と言うこともありますし、この機会に設定を見直しておきましょう。
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アクティブ時間の設定
Windows 10のWindows Update関連の設定で行える自動再起動の抑制の一つ目の仕組みは、「アクティブ時間の設定」です。
これは設定を行った時刻の間はユーザーがパソコンを活用している時間と見なして、その間は自動再起動を抑制するというものです。
アクティブ時間の設定は設定アプリから行ないます。
設定アプリはスタートメニューのギア形のアイコンをクリックして起動します。
設定アプリのトップページにあるボタンのうち「更新とセキュリティ」をクリックします。
更新とセキュリティのページでは、最初にWindows Updateのページが開いた状態になっていると思います。
アクティブ時間の設定には「アクティブ時間を変更します」というリンクをクリックします。
こちらの画面からアクティブ時間の開始と終了の時刻を入力して「保存」ボタンをクリックします。
今は最大18時間までアクティブ時間を設定可能ですので、一例としては朝6時から24時までをアクティブ時間にすることも出来る訳です。
再起動の際に追加の通知を表示する
もう一つの方法は、再起動が必要な状態になったら通知のダイアログを表示して、それに許可を出す回答をしない限り再起動が進まなくする設定です。
こちらの設定は、設定アプリのWindows Updateのページの「再起動のオプション」のリンクをクリックします。
再起動のオプションの画面に切り替わったら、「追加の通知を表示」の所にあるスイッチをオンにします。
これの設定を行うことでWindows Updateによる再起動が必要になった場合には、再起動を行なうかどうかの確認を求めるダイアログが表示されるようになり、アクティブ時間外であっても自動で再起動が行われることはなくなります。