ショートカットアイコンなどを好きな画像に。特大表示対応のアイコンデータの作り方
パソコンの画面に表示されるWindows標準のアイコンやソフトのショーットカットアイコンはちょっと気に入らない、好きな画像に変更したいと思う方はいるのではないでしょうか?
Windows用のアイコンのデータは、.icoという形式が使われていますので、標準搭載アプリのペイントなどで32×32ドットの画像データをBMP形式で、拡張子を.icoとして保存すれば、アイコンとして利用可能な形にはなります。ただし中サイズまで。
Windows 7やWindows 10のアイコンのデータは、最大256×256ドットの画像データが登録できるようになっていて、アイコンの大サイズ表示や特大表示を行う際にはこのデータが利用されています。ですので、上記のように作成したアイコンでは大サイズ以上になるとうまく表示することが出来ません。きちんと全てのサイズのアイコン表示に対応させようとすると、それらに対応したアイコンデータを作成する必要があるわけです。
ここでは、無償で利用可能なソフト「アイコン ウィザード」を使って、好きな画像から特大表示対応のアイコンデータを作る方法とショートカットを好きなアイコンに変更する方法を紹介します。
下記は「アイコン ウィザード」インストール後のアイコン作成手順となります。「アイコン ウィザード」はフリーウェア、シェアウェア、通常の有償ソフトなどを扱っているベクターからダウンロードできますのでまずはソフトを入手しましょう。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/amuse/se430751.html
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アイコン ウィザードを使って特大表示対応のアイコンを作成する方法
まずは「アイコン ウィザード」を起動します。
アイコン ウィザードを起動すると、下記画面が開きます。
ここでアイコンにしたい画像をドラッグアンドドロップするか、「ファイルから開く」「クリップボードから貼り付け」を使って画像を読み込みます。
画像を読み込ませたら「次へ」ボタンで先に進みます。
次の画面で、画像の中の特定の色の範囲を透過させる指定を行うことが出来ます。
ここでは背景の黒い部分をクリックして、そこを透過させてみます。
透過の設定が出来たら「次へ」ボタンで先に進みます。
画像の各種の補正が必要な場合には、この画面でいろいろなリタッチが行えます。
ここでは何もせず「次へ」ボタン次の画面に進みます。
次にアイコンデータの中に納める画像の種類を指定します。
今のアイコンデータファイルの中にはこんなにたくさんの種類の画像が登録可能になっています。
今回は、全てのパターンの画像を用意します。
最後にデータの保存先とファイル名を指定し「完了」ボタンでアイコンデータを書き出します。
「32ビット 64 x 64以上のアイコンをPNG圧縮する」にチェックは好みで構いませんがここにチェックしないと、アイコンのデータファイルの大きさがかなり膨らみます。
「OK」をクリックして完了です。
アイコンデータが作成できました。
続けてショートカットを今回作成したアイコンに変更してみます。
ショートカットを好きなアイコンに変更する
今回は上記画面で表示されているsample.txtのショートカットアイコンを上記で作成したアイコンに変更してみます。
まずは「sample.txt」のショートカットを作成します。
ショートカットが作成出来たらプロパティーを開いて「ショートカット」のタブから「アイコンの変更」をクリックします。
「参照」ボタンをクリック。
アイコンファイルを選択する画面が表示されますので、先ほど作ったmoon.icoを選び「開く」をクリック。
「アイコンの変更」画面で「OK」ボタンをクリック。
ショートカットのプロパティー画面で「OK」ボタンか「適用」ボタンをクリックすると、アイコンが反映されます。
ショートカットが作成されました。
アイコンを特大サイズまで拡大してもきちんと表示されています。