Windows 10のインサイダープレビュー版を受け取る方法
Windows 10では今までのバージョンのWindowsとは異なり、正式版がリリース後もプレビュー版が提供され続けます。
これは、今までであればサービスパックレベルやWindowsのメジャーバージョンアップで対応するような内容のアップデートも、同じWindows 10の名前、枠の中で提供していくという方向にマイクロソフトの方針が変わったからです。
正式版にリリースする前の機能をプレビュー版にいち早く提供して、インサイダーと呼ばれる一般のテストへの協力者に評価とフィードバックを行ってもらい、Windows 10の新機能の完成度をより早く高めていくことが目的です。
ここでは、このインサイダープログラムに参加して、正式版よりも一歩先に新しいWindows 10に触れるための方法を紹介します。
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インサイダープログラムに参加する
インサイダープレビュー版のWindows 10を受け取るためには、まずはマイクロソフトのインサイダープログラムに参加します。
なお、参加にはMicrosoftアカウントが必要になります。
現在Windows 10のサインインをMicrosoftアカウントで行っている場合には、そのアカウントがそのまま使えます。
Microsoftアカウントを持っていない場合には、インサイダープログラム参加のWebサイトからMicrosoftアカウントの作成も行えます。
まずは、以下Webページからインサイダープログラムへ参加しましょう。
https://insider.windows.com/
このページで「サインイン」をクリックします。
次のページからは英語になりますが、ここで既に持っているMicrosoftアカウントを利用する場合には、Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。
もし、Microsoftアカウントを持っていない場合には、「Sign up now」をクリックすると、次のページが開いてMicrosoftアカウントの作成が行えます。
説明書きなどが英語のため少々入力は面倒かもしれませんが、こちらからMicrosoftアカウントを作成すると、そのままインサイダープログラム参加の手続きもいっぺんに終わらせることが出来ます。
日本語の登録ページを利用したい場合には、通常のMicrosoftアカウント作成の画面を利用して、別途アカウントを作成することも出来ますが、その場合には、上記の既にMicrosoftアカウントを持っている場合の登録の操作の流れになります。
どちらもサインインが完了すると以下の画面が表示されて、インサイダープログラム参加の登録が完了します。
最初の画面と基本的には同じ画面ですが、右上に登録を行ったMicrosoftアカウントで設定している氏名が表示されています。
インサイダー版入手を設定する
次にWindows 10の設定画面からインサイダー版の更新プログラムを入手する設定を行います。
設定画面の「更新とセキュリティ」から「詳細オプション」をクリックします。
「詳細オプション」をクリックすると次の画面が開きますので、ここで「Insider ビルドの入手」の下の「開始する」ボタンをクリックします。
これで、インサイダー版を入手する設定は完了です。
インサイダー版ビルドの提供について
Windows 7、8.1などからWindows 10にアップグレードするときと同様に、インサイダー版ビルドもWindows Update経由で提供されます。
新しいビルドを入れる際には、基本的にはOS全体のアップグレードの手順となりますので、更新にはそれなりの時間と何度かの自動再起動が必要になります。
新しいビルドの提供の情報は各種Webメディア、マイクロソフトの公式blog、Insider Hubアプリなどから提供されます。
また、設定画面の「更新とセキュリティ」からもチェックを行えます。
インサイダープレビュー版を利用することでいち早くWindows 10の新しい機能に触れることが出来ます。
その代わり特に新機能に関する部分では、動作の安定性が若干低下することになります。
この部分は、利用するかどうかをユーザそれぞれが判断することになる部分です。