Windows 10でブルースクリーン後に自動再起動を行わせない設定方法
Windows系では何らかの致命的なOSのエラーが発生したときには、青バックで文字だけのスクリーンに切り替わってエラー情報などが表示され、その後再起動が行われます。
この青い画面から「Windowsがダウンする=ブルースクリーン」、という呼び名が一般化しました。
今ではさらに進んで「BSoD」、Blue Screen of Deathなどと呼ばれたりもします。
Windowsが落ちてブルースクリーン状態になったとき原因調査には不十分ではあるのですが、最後の最後にエラー情報が少しだけ表示されています。ですが、通常の設定だとこのエラーメッセージが表示された直後にパソコンの再起動がかかってしまいます。このためほとんどのケースでエラーメッセージの確認が出来ません。
この記事ではBSoDのエラーメッセージを確認できるようにするため、自動再起動を行わせないための設定方法を紹介します。
スポンサードリンク
システム設定ツールsysdmを使う
ブルースクリーン発生後の自動再起動を止めるためには、設定アプリやコントロールパネルなどの一般的な設定ツールではなく、よりシステムの深いところに手を入れるためのツールを使います。
このためスタートメニューなどにはショートカットが用意されていません。「ファイル名を指定して実行」の機能を使い直接プログラムを呼び出します。
「ファイル名を指定して実行」のウィンドウを開くためにWindowsキー+Rキーを同時押しします。
「ファイル名を指定して実行」のウィンドウが開いたら「名前」のフィールドに「sysdm.cpl」と入力しEnterキーを押します。
すると「システムのプロパティ」というウィンドウが開きます。
こちらから設定を行います。
システムのプロパティの詳細設定を使用
ブルースクリーン後の自動再起動を止める設定はWindowsとしてはかなりシステムの深い部分の設定という位置づけのようです。
システムのプロパティの中でも「詳細設定」のタブに分類されています。
「詳細設定」のタブを開いたら、「起動と回復」の枠の中の「設定」ボタンをクリックします。
すると「起動と回復」のウィンドウがポップアップします。
こちらの画面の中の「システムエラー」の項目一覧の中に「自動的に再起動する」と言う項目があります。
こちらがBSoD後の自動再起動を司る設定になっていますので、こちらのチェックを外します。
その後、「OK」ボタンをクリックすれば設定は完了です。
このあとはWindows 10使用時にブルースクリーンとなるような致命的なエラーが発生しても、自動再起動は抑制されるようになります。
エラーメッセージ、エラー番号が読みやすくなり、わずかではありますがトラブルの原因調査のための情報になってくれます。原因究明のとっかかり程度にはなると思います。