閑話・Windows 11界隈

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Windows 11の展開は比較的安定して進んでいるようです。Windows 10の一部の大規模アップデートで発生したような致命的な不具合は今のところ発生していない模様です。もちろん比較的マイナーなトラブルはいくつか発生していますが。

このためマイクロソフトではWindows 11配信対象となるマシンの拡大のスピードを上げる、とのニュースも入ってきました。

このような状況でもあることから、新OSであるにもかかわらず今、Windows 11周辺の事情は思いの外落ち着いている感じです、大きなネタがないと言いますか。そんな中でもちょっと気になる2つの項目を以下にまとめてみました。

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設定アプリに「ファイル履歴」設定がないことの続報

以前の記事で触れたとおり、Windows 11の設定アプリにはファイル履歴関連の項目が存在しません。これに関してはフィードバックハブからマイクロソフトに報告が行なわれていました。著者も設定機能の復活に賛成票を入れています。

これについて先日続報がありました。マイクロソフトの開発者からの(現時点での)回答です。

残念ながら今時点では期待外れ、と言わざるを得ない内容でした。

一言でまとめると「OneDriveのバックアップ機能を使ってくれ」だそうです。

設定は出来ませんがファイル履歴採取の機能自体はWindows 11でも生きていて、Windows 10時代に設定した内容に従って履歴データは採取され続けています、著者のメインPCでは。

マイクロソフトからの回答でも、OneDriveのバックアップ機能をバックアップのための「option」と考えてくれ、的な文章になっています。

ですので上記のOneDriveの機能を使ってね、という回答は現時点での回避策であることを期待したいところです。

ちなみに著者は仕事で作成するデータ各種のバックアップにファイル履歴を活用していますが、履歴データは既に45GBを超えています。とっくにOneDriveを無料で利用できる5GBをはるかに超えてしまっています。

ファイル履歴機能を本格利用するとマイクロソフト365ユーザーなどOneDrive利用権に課金しているユーザー以外、容量が足りなくなる可能性は高いです。

せっかくの超強力なバックアップ機能なのですから、正式なサポートの復活に期待したいです。

Grooveミュージックアプリ、リニューアルしてMedia Playerに

Windows 10のインサイダーDev版では立ち位置が微妙になっていたGrooveミュージックアプリのリニューアルが行なわれ、「Media Player」として生まれ変わっています。

元々はマイクロソフトが行なっていたサブスクリプションタイプの音楽配信サービスGrooveの受け皿だったアプリなので、このサービスが終了して以降は微妙な立場になってしまっていたアプリです。

これが、今時点ではパソコンのローカルなストレージにある音楽や動画の管理・再生用アプリとして作り直されたようです。

ただ、DLNAサーバ機能やクライアント機能も持っていないようで、ストリーミング再生が大きな割合を占めるようになった今のPCやスマホ回りのコンテンツ再生ソフトとしては、機能的にちょっと中途半端な感じになっています。

今はまだ従来のWindows Media Playerもそのまま残っていて利用可能な上に高機能ですし。

もしかすると新生Media Playerのガワに従来のWindows Media Playerの機能を移植するような動きも出てくるのかもしれません。

今の時点の中身だとちょっとリニューアル自体が不思議なアプリです。

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