小さなSurface 2代目登場。最大64%性能向上のSurface Go 2
ちょっと不思議と言えば不思議なタイミングでマイクロソフトから新Surfaceシリーズのアナウンスがありました。まず1つ目は現時点での一番小さなSurface、Surface Goシリーズの2代目です。
搭載されているCPUなどのパーツを一新。最大64%の性能向上を果たしたとするSurface Go 2です。
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結果的にテレワーク特需対応に?
Surface Go 2は新型コロナウィルスで世界中が大変なことになり始めた時期に発表が行なわれました。各地の工場を始めオフィスも通常通りのワークフローが流れ始めなくなっていたタイミングです。
このためリリース時期に首をかしげたものですが、結果的には「テレワーク特需」に見事にはまったタイミングの販売となったかもしれません。
日本でも5月12日から販売が開始されています。
政府が公開したリモート会見やビデオ会議の場でもSurfaceシリーズが使われているのが見て取れましたからこのシリーズのブランド力は明らかで、テレワーク導入に当たってSurfaceシリーズを購入した会社、個人も多かったかもしれません。
基本コンポーネントは第8世代のCore系に一新
Surface Goの初代モデルはCoreプロセッサと同じ設計のCPUコアを持つPentium Gold 4415Yを採用していました。
これに対しSurface Go 2の上位機種は2コア4スレッド対応のCore m3-8100Yを採用していると思われます。採用しているCPUのモデルナンバーは好評されていませんが、第8世代のCore mシリーズでタブレット端末向けのYプロセッサはこれしか存在しませんので。
こちら、定格クロックこそ1.1GHzと低いもののハイパースレッディングが有効化されていて、2コア4スレッド対応のCPUになっています。
さらにブースト時には最大3.4GHzでの動作が可能になっていて、ハイパースレッディング、ターボブーストとも無効化されているPentium Gold 4415Yから64%の性能向上を実現した、というリリースも納得の中身となっています。
下位モデルはPentium GoldシリーズのCPUを採用していますが、こちらも第8世代のCoreプロセッサと同世代となる4425Yを搭載するものと思われます。
その他のスペック
Surface Go 2のエントリーモデルはCPUにPentium Gold、メインメモリ4GB、ストレージにはeMMC接続のSSD 64GBを搭載するモデルです。
最上位は法人向けの機種となりますが、Core m3にメインメモリ8GB、ストレージにはSATA3接続と思われるSSDを256GB搭載する余裕のスペックとなります。
価格は日本では6万円程度〜10万円ほどとなります。
ただ、このシリーズも本体価格にはタイプカバーやペンが含まれていませんので、Surfaceシリーズらしい使い勝手が欲しいときにはもう少し追加の予算が必要です。
ディスプレイはSurface Goから一回り大きくなり10.5型になりました。画面の縦横比はSurfaceシリーズらしく3:2を維持します。
上位機種にはLTEモデムが内蔵されていて場所を選ばずネット接続が可能です。
載されるマイクはアレイタイプのものでビデオ会議の際の背景の雑音を抑制できる仕組みになっています。
通信データ量の問題はありますが、この辺りの仕様を見てもリモートワークには最適な一台と言えるかもしれません。