Windows 7サポート終了まであとわずか。既存ユーザーは早めの移行を!
(画像:NEC)
Windows 7の延長サポート期間は2020年1月14日で終了します。15日以降、何らかのセキュリティホールなどが発見されたとしても、基本的にその穴を塞ぐセキュリティパッチが出されることはなくなります。
OS自体の欠陥をユーザーやサードパーティが補うことは非常に難しいですから、Windows 7を使い続けることには大きなリスクが伴うようになります。
きちんとしたサポートのあるOSへの移行を真剣に検討することを強くお勧めします。
来年1月15日以降はネットに接続しているWindows 7マシンに対するアタックが集中的に行なわれるようになる可能性はとても高いです。もしもWindows 7を継続して使い続けなければならない理由がある際にもそのリスクはきちんと織り込んでおいてください。
スポンサードリンク
1月15日以降全画面の警告が
これはさすがにちょっとやり過ぎ感はありますが、2020年1月15日以降はWindows 7マシン起動時に全画面でWindows 7のサポートが終了している旨を示す警告が表示されるようになるはずです。
ユーザーにとっては大変煩わしい「嫌がらせ」に見えるとは思いますが、セキュリティパッチの出なくなったOSをインターネットに接続して使い続けることのリスクはそれだけ大きいものである、と言うことは意識しておいていただきたいです。
使い古された言葉ではありますが、実社会で言えば「故障を抱えた車検切れの自動車が公道を走り回るようなもの」という表現がマッチします。
万が一、パソコンが乗っ取られていわゆる「ボットネット」に取り込まれたりすると、自分のみならず他のユーザーに対する脅威に化けてしまうリスクもあります。
こちらも頭のどこかに置いておいていただきたいです。
延長サポートは有償&企業ユーザー対象
特に企業ユーザーではWindows 7がまだかなり高いシェアを持っています。いきなりサポートがなくなると大きな混乱が生じる可能性があるため、マイクロソフトはWindows 7のサポートを延長するサービスを行なうことを発表しています。
ですがこのサービスは基本的に大量のWindows 7 PCを保有している大規模ユーザーだけが対象です。
Windows 7のEnterpriseエディション、Professionalエディションの「ボリュームライセンス」を契約しているユーザーが有償で受けられるサービスです。
パソコン1台ごとに追加の料金も必要になるため、一般ユーザーが利用するハードルはコスト面でも非常に高いです。通常はWindows 10にアップグレードする方がずっと安くつくでしょう。
大きな組織は今からでは対処が間に合わないでしょうけれど、一般ユーザーならばWindows 10へ乗り換えなどでWindows 7のサポート切れのリスクを回避する手段をとる時間は十分あります。
新しいOSへの移行を強くお勧めします。