ネーミングルール元に戻る。新Surface ProはSurface Pro 6
タブレット型端末ベースの2in1 PCの代表格、Surface Proシリーズの最新世代機が登場します。
第5世代機では製品名から「5」の数字が取れて単にSurface Proを名乗る機種になりましたが、今回発表された第6世代機ではまた数字が戻ってきてSurface Pro 6が製品名になります。
こちらのネーミングルールの方が製品の世代が分りやすく、ユーザーには優しい製品のようにも思います。
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第8世代のCoreプロセッサ採用でパワフルに
Surface Pro 6ではCPUにインテルの第8世代のCoreプロセッサを採用しました。
CPUコアのアーキテクチャ自体は第6世代からの変更はないのですが、製造プロセスの熟成により電力効率が向上。その余裕を上手く活用することで同じ消費電力・発熱の枠内でリアル4コアを実現しています。
これによりマルチタスク、マルチスレッド対応のソフトウェアを利用する際のトータルの性能は、従来のSurface Proシリーズよりも大きくジャンプアップしています。
一方、シングルスレッドでの性能は従来とはあまり変化がないことも記憶の片隅においておくと良いかもしれません。
ただ、通常のアプリケーションを利用しているときには裏でWindowsなどのOSの各種サービスが動いていますから、一般的なアプリケーションの使い勝手の上でもデュアルコアCPUを搭載した機種よりクアッドコアCPUを搭載する機種の方がサクサク感を感じるシーンは多めになります。
その他のスペックはほぼキャリーオーバー
メインメモリ、ストレージ、ディスプレイやインタフェースなどの基本スペックは、第5世代のSurface Proからほぼそのまま引き継ぐ形になるようです。
ストレージは128GBから最大1TBのSSDが選択可能です。メインメモリは8GBまたは16GB。
液晶パネルは解像度もそのままキャリーオーバーで、縦横比2:3で2,736 x 1,824ドットのPixelSenseディスプレイを搭載しています。
非常に大きく開き無段階かつ、絶妙なテンションで自由な角度に固定可能なキックスタンドも従来のものを引き継いでいるようです。
ただ、先代のSurface Proまでに設定のあったCore mプロセッサ搭載でファンレス動作が可能なモデルはSurface Pro 6ではラインアップから外れています。
エントリー機のSurface Goとの兼ね合いになるとは思いますが、Surface Proのディスプレイ、サイズで無音動作を求めるユーザーもいると思いますので、その点はちょっと残念です。
黒本体の設定も追加
今までのSurfaceシリーズは本体側の色がわずかに青みのある独特のグレーのみの設定でしたが、Surface Pro 6には黒い本体のカラーが設定されています。
あの独自のグレーも落ち着いたいい色でしたが、使うシーンを選びにくいと言う点では黒の設定もありだと思います。
その代わり、今のところボディーカラーによって選べるスペックのバリエーションに違いがあるようです。その点は購入前にしっかりと確認する必要がありそうです。
価格は実質値下げ
Surface Pro 6は日本ではメインメモリ8GB、CPUにCore i5、ストレージを128GBに抑えた最小構成で129,384円からとなっています。従来のほぼ同等の構成を取るモデルよりも安めの価格設定になっていて、実質値下げの形となったようです。
最低価格は上がってはいるのですが、そこは従来機のエントリー構成であったCore mモデルがなくなっている影響です。
2in1 PCとして使うために必須のタイプカバーを付けるとやはりそれなりの価格にはなりますが、Surfaceシリーズ独特の存在感と使いごこちはその分の価値を持つ製品になっているはずです。