Timeline初お披露目。Windows 10インサイダープレビュー版ビルド17063にて

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先日リリースされたWindows 10のインサイダープレビュー版、ビルド17063で事前に予告されていたとおり、次の目玉機能の一つである「Timeline」が初お披露目となりました。

本来はTimelineはFall Creators Update向けに発表が行なわれた機能でしたが、開発の規模等々がかなり大きなことが容易に想像できるだけの内容ですから、結局Fall Creators Updateには間に合わず、次ないしは、さらに次の大規模アップデートでの実装になりそうです。

また、今回のプレビュー版ではそれ以外にも色々な要素がたくさん盛り込まれており、ここが本当の意味での次の大規模アップデートのスタート地点になりそうなイメージです。

この記事では最新のWindows 10プレビュー版に盛り込まれた新要素をザッとまとめてみます。

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Timeline

まずは次の大規模アップデートの目玉中の目玉となるであろうTimelineです。

こちらの実装はWindows 10で新たに追加されたタスクのスイッチ機能「タスクビュー」を拡張する形で実装されます。

タスクバーのタスクビュー起動ボタンのアイコンも変更されていて、こちらをクリックすることでTimeline機能を含む新タスクビューを起動できます。

従来のタスクビュー同様にWindowsキー+Tabのショートカットキーももちろん利用可能です。

Timelineを実装したタスクビューの見た目は次のスクリーンショットのようになります。

一見、従来のタスクビューと変わりはなさそうに見えますが、右端に時間軸のスライダが追加になっています。

このスライダを動かすことで、過去の「アクティビティ」を遡って確認することが出来、その時点の作業状況をいつでも再現できるようになっています。

基本的にはTimelineでは同じMicrosoftアカウントでサインインしていれば、複数デバイスのアクティビティが統合されて表示されるはずです。

ですが著者宅の2台のプレビュー版インストール済みPCでは、片方が複数デバイスのアクティビティ全てをカバーしているのに対し、

もう一台の方は先のスクリーンショットのように、そのパソコンのみのアクティビティだけが表示されているように見えます。

このあたりは、複数パターンのインタフェースのどちらが良いかをマイクロソフトがインサイダーに実際に使ってもらって状況をチェックしているのかもしれません。

これに合わせて設定アプリにもページが追加されています。

どのMicrosoftアカウントの情報を集めてアクティビティとして表示するかを選択出来るようになっています。

こちらでは設定によっては、複数Microsoftアカウントの情報を統合して表示することも出来そうです。

Timeline上にアクティビティとして過去の作業状況を表示するには、アプリ側の対応が必須のようです。手元のWindows 10版One Noteではアクティビティとして過去の作業履歴がTimlineに載ってくれません。

Fluent Designの適用範囲拡大

Creators Update前後から新しいデザインポリシーとしてマイクロソフトが導入を始めた「Fluent Design」の導入範囲が拡大されています。

今回はっきりと分かる部分では、設定アプリの個別ページへの適用が確認できます。

設定アプリの調整

また、設定アプリはトップページのデザインが変更になり、表示される個別のアイコンが縮小されています。

こちらは次の大規模アップデートまでにまだ修正がありそうな気がします。こちらのデザインだと少々それぞれのアイコンが小さいようにも思いますね。

設定アプリでは他にも多数の調整が入っていて、キーボードの設定や

ネットワーク設定周りにもインタフェースの調整が行なわれています。

Edge強化

Windows 10の事実上の標準ブラウザであるEdgeの強化も継続して行なわれています。

デザイン面では「Fluent Design」がEdgeにも適用されるようになっています。

共有のサブウィンドウなども地味にインタフェースの調整が続いています。

スタートメニュー調整

スタートメニューでは日本語のプログラムグループの見出しが整理されました。

今までは「あいうえお〜」が全て表示されていましたが、「あかあさたな〜、漢字」という形に整理されています。

よほど大量の日本語名称を持つソフトをインストールしていない限り、こちらの方がスッキリしていて実際のプログラムのショートカットへのアクセスも早くなりそうです。

OneDriveの状態がフォルダ単位でも表示されるように

Fall Creators Updateからはファイルごとにクラウドにファイルがあるか、ローカルにファイルがあるかを小さなアイコンで表示できるようになりましたが、それがOneDrive上のフォルダ単位にも拡大されています。

RS4向け更新のスタートライン

今回のプレビュー版のリリースで、いよいよ次の大規模アップデートに向けた開発が動き始めた雰囲気が出始めました。

実際にはRS4向けの開発自体はFall Creators Updateリリース以前から始まっていて、プレビュー版では一足飛びにFall Creators Updateの次のリリースをターゲットにしたビルドの導入も可能になっていました。

ですが、より具体的に目に見える形での新要素実装は今回が初めてと言っていいでしょう。

いよいよ次の新しいWindows 10の形が少しずつ見え始めたようです。

Timelineも含め、色々と楽しみです。

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