新Surfaceシリーズ予約受付開始!6月15日に一気に日本市場へ
昨年10月に発表されたものの、日本市場への展開が行なわれていかなったデスクトップタイプのSurface Studio、そして先日発表が行なわれたばかりのSurface Laptop、新Surface Pro、ユニークな周辺機器Surface Dialが一気に日本市場にもやってきます。
6月15日より販売開始となることを、日本マイクロソフトが発表しました。また、昨日よりMicrosoft Storeにて予約受付も開始されています。
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Surface Studio
28型で4,500 x 3,000ドットの圧倒的とも言える高解像度の液晶ディスプレイを持つ、液晶一体型デスクトップパソコンがSurface Studioです。
液晶ディスプレイはDCI-P3の非常に広い色域に対応していて、完全に映像関係のプロが使うことを意識した作りになっています。
CPUには第6世代のモバイル向けCoreプロセッサを採用。モバイル向けとは言えクアッドコアの高性能チップを使っています。また、超高解像度ディスプレイをサポートするためにGeForce 9世代の独立GPUも搭載しています。
ディスプレイにはタッチパネルも搭載されていて、10点タッチ操作、Surface PenやSurface Dialに対応します。
さすがにSurfaceシリーズのフラッグシップとなるモデルだけに、下位モデルでも個人向け機種が384,800円、上位モデルでは529,800円と高価なプライスタグが付きます。
ですがユニークなディスプレイ部を支えるヒンジ機構などとあわせ、従来のデスクトップパソコンとは大きく異なるユーザーエクスペリエンスを実現してくれる機種になりそうです。
新Surface Pro
先日、上海でのイベントで発表されてからほとんど間を置くことなく、日本市場に投入されることになるのが新Surface Proシリーズです。
外見はほとんど前機種であるPro 4そのままといったイメージですが、特にキックスタンドの機構が大幅に見直され、中身の方は一新された、と言っていいレベルで大きく変化しています。
CPUには第7世代のCoreプロセッサを採用。
下位のCore mモデルと、中位のCore i5モデルでは、ファンレスの筐体が実現されていて、無音動作を可能にしています。一般的なノートPC向けのCore i5を搭載してファンレスを実現した筐体が、性能面や発熱面でどのような使いごこちになるのかもちょっと気になるところです。
件のキックスタンドは165度まで本体を倒した設置が可能になり、Surface Dialなどを使って、Surface Studioと同等の体験をモバイル用途でも可能にするとされています。
また、対応するSurface Penも強化されており、筆圧検知のレベルが4096段階まで拡張。ペンの傾き検出にも対応し、入力の際の遅延も21msまで短縮されてより自然な書き味を実現したとされます。
本体価格はエントリー機となるCore m3に4GBメモリ、128GBのSSDを搭載した一般向け機種が税込み105,800円程度、最上位機種では315,800円が参考価格として提示されています。
本格的にパソコンとして利用するには、本体の他にタイプカバーとSurface Penが欲しいところですので、本体価格+3万円弱の予算が必要になります。
Surface Laptop
Surfaceシリーズで初めての純粋なクラムシェル型ノートパソコンである、Surface Laptopもやはり6月15日、日本市場での販売が開始されます。
モデル構成は非常にシンプルで、上位と下位の2機種だけが販売されます。第7世代のCoreプロセッサを採用しますが上位機種でも下位機種でもCPUは共通です。
上位機種はメインメモリが8GB、ストレージのSSDが256GBとなり、下位機種はメモリが4GB、ストレージが128GBになります。
液晶パネルは13.5型で解像度2,256 x 1,504ドットのかなり高解像度のものとなります。
フットプリントはA4用紙サイズよりも一回り大きいぐらいの約308mm x 約223mm。厚さは最大でも15mm弱と非常に薄型です。重量は1,252gあるのですが、フットプリントが大きい分逆に軽く感じられるPCになるかもしれません。
OSにはWindows 10 Sが搭載されることが話題にもなった機種ですが、2017年12月までは無償でPro版へのアップグレードが可能な権利が付属します。
その期間を過ぎたのちもアメリカ国内では49ドルでPro版へのアップグレードが可能です。その代わり一度Pro版にアップグレードすると、Windows 10 Sに戻すことは不可能だそうです。
下位機種が126,800円、上位機種が146,800円と、今どきのパソコンとしてはやや高価なプライスタグが付くため、学生用と言うよりはやはりビジネスパーソン向けを意識した機種と言えるのかもしれません。
Surface Dial
ダイアル操作でアナログな感覚の操作が可能になるSurface Dialも、いよいよ日本市場に登場します。
Suface Dialはあくまで一つの周辺機器でしかありませんからそれを活用するアプリ次第、という形にはなるのですが、日本ではある程度のシェアを持つドローイングツール、セルシスの「CLIP STUDIO PAINT」が既に対応を表明しています。
使いこなせば間違いなく今までにない使い勝手を実現可能なデバイスですので、対応ソフトの拡大が期待されます。
こちらの価格は10,800円程度と発表されています。
これでSurfaceシリーズは日本市場でもほぼフルラインアップが勢揃いした形になります。
個人的にはProの付かないSurface 3の後継機も気になりますが、価格レンジでかぶるSurface Laptopと、秋頃に発売される予定の新Surface ProのLTEモデム搭載モデルでカバーする方針なのかもしれません。