Surface Hubのキラーアプリとなるか?コラボアプリMicrosoft Whiteboard登場
米Microsoftは5月23日、中国上海で開催中のイベントで、Office365ユーザー向けのコラボアプリ「Microsoft Whiteboard」を発表しました。
Skypeなどでの画面共有を思い切り強化したようなツールで、参加しているユーザーそれぞれがタッチ操作などで、共有している電子ホワイトボードに自由に書き込みを行ないつつコラボレーション作業を可能にするアプリ・サービスとなるようです。
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まずはSurface Hub向けのプレビューからスタート
Microsoft Whiteboardはまずは、巨大液晶一体型PCでもあるSurface Hub向けにプレビュー版の提供が開始されました。こちらでテストとユーザーからのフィードバックなどを集めて改善を行なったのち、2017年のうちに他のWindows 10端末での利用も可能にする計画となっています。
ただし、Microsoft Whiteboardを利用できるのはOffice365ユーザーのみとなるようです。
ユーザーの書き込みにはそれぞれのアイコンが表示
共有している電子ホワイトボードに書き込まれた内容にはユーザーそれぞれのアイコンが自動で付き、どのユーザーの書き込みなのかが一目で分かるようになっています。
またWindows Inkの新機能である、手書きの図形や表組みを「清書」してきちんとした図形に直す機能も利用可能です。
Windows Inkも各種機能の強化
上記の図形の「清書」機能も含め、Windows Inkにも機能の強化が行なわれることが発表されています。
Inkのエフェクトに「虹」「銀河」「溶岩」「海」「ゴールド」「シルバー」などが追加になります。こちらは2017年6月に予定されているOffice365のアップデートと同時に使えるようになるようです。
ただ、その機能の解放はOffice365ユーザーに限定されるかもしれません。
さらにInkの追加機能としては、よく使うペン先を選んでしまっておける自分の「筆箱」が追加されます。あるInk対応アプリで作った筆箱は、他のInk対応アプリでもそのまま流用して使える形になります。
ようやくSurface Hubが本領発揮?
極めてユニークな存在でその可能性の広さは評価されていたと思われるSurface Hubですが、実際に使うとなると使い方の方はユーザーに丸投げ、と言った感もあるデバイスでした。
ですが、Microsoft Whiteboardの登場でやっとSurface Hubが本領を発揮できる環境が整う、と言えるかもしれません。
出来次第ではSurface Hubの動きにも大きな影響を与えるアプリ・サービスになりそうです。