Windows 10標準のメール/カレンダーアプリがバージョンアップ、自動振り分け機能などを追加
Windows 10に標準搭載されている、メール/カレンダーアプリがバージョンアップされ、現地時間の22日より順次配信されています。
今後、Outlook.comやOffice 365のアカウントで利用しているユーザーに対して配信が行なわれていくようです。
このバージョンアップには、いくつかの大きめの機能強化が含まれます。
メールアプリの強化ポイント
メールアプリの受信トレイが強化され、「優先受信トレイ」のタブが新設されます。優先受信に該当しないメールは「その他」のタブの方に格納されるようになります。
優先受信タブは、日頃から頻繁なやりとりがある相手からのメールが自動的に振り分けられるようになっています。
この機能は設定画面から無効にすることが可能です。
また、メール本文の編集画面に「@(アットマーク)」を入力することで「メンションを書き込む機能」が導入されています。
この書き込みを行なうと、返信先にメンションで書き込んだ連絡先メールアドレスが加えられるようになっています。
カレンダーアプリの強化ポイント
カレンダーに登録したイベントを色分けして管理することが出来るようになりました。
また、Bingで提供されているイベントカレンダーを表示することも出来るようです。テレビ番組の放送スケジュールや、好きなスポーツチームの試合のスケジュールなどをカレンダーからチェックすることも出来るようになります。
メールアプリ側との連携も強化され、メールで受け取った宅配便の配送日の情報からスケジュールを起こして、カレンダーに追加する機能も使えるようになります。
自社開発の強みをより発揮できるか
今回のメール/カレンダーアプリの強化は、どちらもマイクロソフト自身が開発を行なっているという強みをうまく活かしたものになっているように思います。
この辺りはCortanaのスケジュール管理の機能などとも綿密に絡みそうな部分です。
ですのでそういったところも含め、Windows 10の主要機能をマイクロソフトが全て作り込んでいる、その強みが今後もうまく打ち出せるかどうか、そういった面でも注目した方がよいアップデートかもしれません。