Windows 10 Creators Updateでゲームサポートの機能強化も!プレビュー版で確認
Creators Updateの正式リリースに向け、ラストスパートに入りつつあるWindows 10の開発状況ですが、新たなフィーチャーとして「ゲームモード」が盛り込まれることが分かりました。
Creators Update向けの新機能が既にたくさん配信されているインサイダープレビュー版で確認可能になっています。
ゲーム関連の設定内容が設定アプリに
今までのWindows 10でもゲーム画面の静止画、動画でのキャプチャ機能が搭載されていました。またゲーム実況のための機能も既に実装済みです。
これらの機能の設定は従来はXboxアプリで行う形となっていました。
ゲームのポータルとしてXboxアプリを使う方針だったのだと思いますが、何らかの設定が必要な場合、そのありかを探す場合には直感的とは言えない部分もあったように思います。
ゲームモードの追加に合わせ、Creators Updateではゲーム関連の設定も、すべて設定アプリ側にまとめられる形になるようです。設定アプリのホーム画面に「ゲーム」の項目が追加されています。
設定内容はXboxアプリにあったもののキャリーオーバー
Windows 10では、ゲームのプレイ画面の動画でのキャプチャなどのために「ゲームバー」と呼ばれるサブウィンドウを表示させることができます。
このゲームバーや、録画の画質、実況の音声品質などをXboxアプリから設定可能でした。これが設定アプリ側にそのまま移行されます。
今のところ設定可能な内容は、正式版Windows 10のXboxアプリの機能と同等の模様です。
ゲームバーの設定画面はこちら。プレビュー版のビルド15019ではまだ日本語化が追いついていません。
「ゲームDVR」はゲームバーから呼び出すゲーム画面のキャプチャ機能です。
「ブロードキャスト」はゲーム実況を行うための機能です。
「ゲームモード」の設定画面はこちらです。
実質的には機能面で追加になるのは恐らくこの機能だけです。これ以外の機能は、既に現在の正式版Windows 10で実装済みの機能です。
ゲームモードをONにすると、ゲーム起動後にゲームバーからゲームモードの有効化が出来るようになります。
ゲームモードの詳細な内容がまだ分かっていませんが、ゲームのプログラムの実行優先度を高くしたり、バックグラウンドで動くサービスの優先度を下げるなどして、ゲームがよりスムーズに動くよう調整する機能なのではないかと思われます。
ゲームもより重視の方向へ
PlayStation4、Xbox Oneなど、家庭用のゲームコンソールが刷新されて今時点ではゲーム機とパソコンのゲームのレベルが非常に近づいていますが、実は、特に3Dもののゲームの最先端のプラットフォームはパソコン、特にWindows PCです。
Windows 10にかなり積極的にゲーム対応の機能が組み込まれるのは、そのあたりの事情もマイクロソフトがより重視し始めた証かもしれません。
また、Xbox OneのOSもWindows 10化される、と言う部分も少なからず影響していそうです。