Windows 10プレビュー版ビルド15002登場。新機能多数、Creators Update前の最終版か?

  • LINEで送る

Windows 10のインサイダープレビュー版に最新のビルドが公開されました。ビルド番号は15002で、紙面に載せきれないほど大量の新機能搭載での登場となりました。

タイミングや追加された膨大な内容から、もしかするとこれがCreators Update向けの最終版に近い形のビルドになるかもしれません。

物件はプレビュー版のFastリングに公開済みで、適用のポリシーをFastにしているユーザーのところには随時落ちてくると思われます。

以下に、ざっと今回のビルドで追加になった主な機能をまとめてみます。

スタートメニューにタイルのフォルダ機能が追加

実はこれはWindows 10 Mobileを使っているユーザーにはおなじみの機能です。

スタートメニュー(スタート画面)のタイル部分にフォルダを作ることが出来るようになりました。

170110_16

上記画像ではゲームとエンターテイメントの文字の下の山型のアイコンのタイルがフォルダになっています。

この状態はフォルダを展開したもので、すぐ下の1列3つのタイルがフォルダに格納されているものです。山型アイコンのタイルをクリックするとフォルダがたたまれます。

フォルダ化するためには、同じフォルダに入れたい他のタイルの上にタイルをドラッグアンドドロップするだけでOKです。

EdgeのUI大幅強化

Edgeのユーザーインタフェースが大幅に拡充されます。

まずはタブプレビュー機能が追加されました。

タブ追加のボタンの隣にある下向きの山型のアイコンのボタンをクリックすると、タブプレビュー領域が開く仕組みです。

170110_01

170110_02

タブにポインタを重ねるとプレビューが表示される方式よりも、こちらの方が使いやすいかもしれません。

また、開いているタブすべてを一旦「しまって(set aside)」スタート画面だけを開くボタンが追加されました。

170110_20

もちろんしまったタブはあとから、以下の「Restore tabs」ボタンで開き直すことが出来ます。

170110_24

そしてタブをしまった状態にしておくと、Edgeを一旦落として再起動したあとにタブを復元することが出来るようです。

また、タスクバーではEdgeのジャンプリストが拡張されています。ジャンプリストから直接新しいEdgeのウィンドウを開いたりすることが可能になります。

170110_03

設定アプリのUI見直し&新機能追加

設定アプリのページ数が増えています。

従来はシステムのページの中にあったアプリ関連の設定項目が、新たにホーム画面の「Apps」という項目にまとめられました。

170110_07

その他たくさんの部分で設定項目のページの割り振りなどが見直されています。

また、設定アプリの画面右端にサポートに連絡を取るためのリンクなどが表示される領域が設けられています。

170110_09

上記のディスプレイのページには、なんとWindowsのOSレベルで目の疲労に影響すると言われる「ブルーライト」を軽減する機能が追加されました。

「Blue light settings」がそれです。

ディスプレイの色味を調節して、ブルーライトの軽減が可能になります。

170110_10

この機能を使うと、画面はかなり黄色っぽい色合いになります。

アクセントカラーなどの設定やテーマの管理画面も手が入っています。

170110_12

170110_13

Windows Update関連では、Homeエディションでも設定可能な「アクティブ時間」の幅が18時間に拡大されています。

170110_28

作業途中のパソコンが、離席中に自動再起動されて作業途中のデータが飛んだ、といった事故は大きく減少するのではないでしょうか。

取り込み領域を指定可能なスクリーンショット

元々はOneNoteに装備されていた機能のようですが、Windowsキー+Shiftキー+Sの同時押しで、ポインタのドラッグで取り込み範囲を指定できるスクリーンショット機能がOS側に搭載されるようになります。

170110_05

WindowsInkも使いやすく

WindowsInkのスケッチパッドなどで、今使っているペンの色が分かりやすくなりました。

また消しゴム機能が強化され、消し方のバリエーションが広がっています。

170110_06

また、デュアルディスプレイのセカンドディスプレイ側にもWindowsInkワークスペースを呼び出すためのボタンが表示されるようになりました。

170110_17

Windows Holographicアプリの搭載

Creators Updateでは、HoloLensの機能の基盤が基本すべてのWindows 10に搭載されるようになるはずですが、そのためと思われるアプリが搭載されています。

170110_19

試したパソコンではGPUがDirectX12に未対応のためワーニングっぽい表示となっていて、この機能を利用する際には何らかの問題が出るのかもしれません。

まとめ

他にもまだたくさんの機能改善・新機能が盛り込まれています。一通り新機能をチェックするだけでも一苦労するレベルです。

まさにCreators Updateが楽しみになってくる内容といえそうです。

プレビュー版の特にFastリングの物件の常で一部機能はまだまだ不安定ですが、正式リリースまでに問題が完全に解決することを祈りたいところです。

スポンサードリンク

  • LINEで送る

このページの先頭へ