84型液晶一体型PC登場!Surface Hub遂に日本投入へ
日本マイクロソフトは8月19日、22日よりSurface Hubを日本市場にも投入することを発表しました。代理店は内田洋行、大塚商会、ソフトバンクの3社になります。
価格的にも代理店の陣容からもビジネス用途というのが明らかなPCではありますが、恐らく世界最大の液晶一体型パソコンになるはずです。
そもそもSurface Hubって?
Surface Hubとは一言で言ってしまうと非常に大型の液晶画面を使った、液晶一体型のWindows 10パソコンです。
一般ユーザー向けでは27型液晶ぐらいが大型液晶搭載機となりますが、Surface Hubは全くスケールが違います。小型モデルの方でも55型液晶、大型の方はなんと84型の液晶を使っています。
このため、用途としては会議室などに設置して、非常にインテリジェントな電子ホワイトボード的なコラボレーションツールとして利用することになるのだろうと思います。
ただ、きちんとフルスペックのWindows 10パソコンですので十分な汎用性を持っており、発想次第で今までの電子ホワイトボードよりもずっと広い応用が出来る可能性を持っています。
ちなみに液晶パネルは全面タッチパネルとなっていて、大型画面をタッチ操作で超大型のタブレット端末のように利用することも可能です。
Anniversary Updateで追加されたWindows Inkなどとはとても相性が良さそうです。
ラインナップ
Surface Hubのラインナップは55型フルHD対応液晶のモデルが104万円程度、84型4K対応液晶搭載機では260万円近いプライスタグが予定されているようです。
スタンドなどのオプションも非常に高価で、完全にビジネスユースに徹したモデルと言えそうです。
CPUにはどちらも第四世代のCore i5を搭載。メモリは8GB、ストレージには128GBのSSDを搭載しています。
55型のほうは、CPUに統合されたGPUを画面表示に用いていますが、84型の方はNVIDIAのプロ向けGPUであるQuadro K2200を載せて描画性能を向上させています。
CADなど、プロ用グラフィックツールでの利用も念頭に置かれているのかもしれません。
他にはWord/Excel/PowerPointを標準でインストール、USB3.0、USB2.0やギガビットのネットワークポート、外部ディスプレイ端子としてDisplayPortを搭載しているなど、本当のフルスペックのパソコンになっています。
実はパソコンらしいパソコン?
大きさが凄すぎて使い方のイメージがわかない部分もありますが、Surface Hubは完全なWindows 10パソコンであることが最大のメリットにつながりそうな気がします。
なんだかよく分からないけれど、何か凄いことが出来そうな箱、かつてのパソコンのイメージを今の技術で再定義したマシンの1つの形がSurface Hubかもしれませんね。