Acer(エイサー)から有線Continuumが利用できるWindows 10スマホ「Liquid Jade Primo」登場
かねてよりアナウンスされていたAcerのWindows 10 Mobile搭載スマートフォン、「Liquid Jade Primo」が遂に日本国内でも発売されることが決まりました。
発売日は8月25日となっており、この端末はビジネスユーザーをターゲットとしていますので、一般の小売店経由ではなく、ダイワボウ情報システム経由での販売となります。
なお、価格は税別10万円とかなり高価になりそうです。
スペック
Liquid Jade PrimoはSoCにSnapdragon 808を搭載しています。
このSoCはゲームなどの重い処理を動かすための高性能のコアを2つ、Webサイトを見る程度の軽い負荷の時に使われる電力効率の高いコアを4つ搭載した、6コアのCPUを搭載しています。
VAIO Phone BizやNuAns NEOなどで使われているSnapdragon 617とは違い、USBインタフェースは3.0まで対応しています。また映像信号出力にDisplayPortを利用することが出来ます。このため、この機種は有線で携帯電話向けContinuumを利用することが可能です。
Miracast経由の接続と比べ、接続自体がが安定する上に遅延もなく、よりPC利用に近い使用感を得ることが可能になるはずです。
ディスプレイは5.5型フルHDの有機ELパネルを採用。メインメモリは3GB、ストレージは32GBを搭載しています。
USBコネクタの形状はコネクタを上下どちら向きにも挿せるType-Cを採用し、インタフェースも高速なUSB3.0まで対応します。
また、ワイヤレス接続のキーボードとマウス、USB3.0コネクタに接続する専用ドックが付属するのも特徴です。ドックにはHDMIの映像出力端子もあり、このセットだけあれば、即パソコンライクな利用が出来るように考えられています。
セット価格は10万円と高価ですが、これら付属品の内容を考慮すると、スマートフォン自体の本体価格は8万円程度と考えることも出来そうです。
携帯電話回線の電波で対応する電波帯は、LTEがバンド1/3/7/20となります。
有線Continuumが日本で最初に試せる機種に?
auから発売予定のHPのウルトラハイエンドともいえるWindows 10スマホは、今のところまだ続報がありません。このままいくと、こちらのAcer Liquid Jade Primoが日本で最初に有線の携帯電話向けContinuumを試せる機種になるかもしれません。
各種スペックもかなり余裕のあるものとなっていますから、パソコンライクな使い方にも十分対応できるはずです。有線のContinuumが一段上の使用感を実現してくれるでしょう。
問題は価格だけ、と言うことになるかもしれませんが、それを置いても登場が非常に楽しみなスマートフォンがまた一つ増えました。