コヴィアからビジネス指向のWindows 10スマホ「BREEZ X5」登場。税込み2.6万円台
SIMロックフリーのお手頃な価格のスマートフォン本体を発売しているコヴィアから、Windows 10 Mobile搭載機が発売されます。
端末の名称は「BREEZ X5」で発売時期は4月下旬。公式オンラインストアのFLEAZ Directでは、24,800円+消費税の価格となる見込みです。
スペックはほぼデジノスモバイルと横並び
BREEZ X5のスペックは、スマートフォンとしてはかなりミニマムなものとなっています。
SocにはクアルコムのSnapdragon 210を採用。CPU部は最大1.1GHz駆動の4コアとなります。
メインメモリは1GB、ストレージは8GBです。マイクロSDHCスロットを備え、32GBまでのカードが利用できます。
リアカメラにはイメージセンサーが約800万画素のものを採用。インカメラは約200万画素のセンサーとなります。
液晶ディスプレイは5型のIPS方式HD液晶(1280 x 720ドット)。内蔵バッテリーは取り外し可能な2,500mAhと、最近のスマートフォンとしてはやや小さめの容量となります。
携帯回線の対応バンドは、LTEが1,3,19、3Gが1,6,19となり、ドコモの回線とのマッチングが良くなっています。無線LANは、最新のIEEE802acには未対応で、IEEE802nまでの対応となります。
サイズは、約144.2mm x 72.1mm x 8.95mm。重量は約148g。カラーはブラックのみで、背面はマットな塗装となるようです。
企業ユーザ向けの機能が充実
スペックから見ると高めのプライスタグがつけられていますが、コヴィア自身がビジネス向けとうたっているとおり、内容も企業ユーザを意識したものとなっています。
企業で利用する端末を集中管理するためのMDM機能として、マイクロソフトが提供する「Intune」に対応しています。
また、携帯回線の接続に関しては、VAIO Phone Bizに次いで、NTTドコモのIOT試験(Inter Operability Testing:相互接続性試験)をクリアしているところも特徴です。ビジネスユースでの接続性の安心感を高めてくれています。
ターゲットはやはり企業ユーザか
ハードウェアの仕様的にはサードウェーブのデジノスモバイルとうり二つで、もしかすると製造している企業も同じ会社なのかもしれません。
ほぼ同スペックのデジノスモバイルが1万円を切る価格で入手できることも考えると、個人向けとしてはやや高めの価格設定です。やはりうたい文句通りに、MDM機能やドコモのIOT試験を通したことに価値を感じる企業ユーザ向けの機種と言えそうです。