Windows 10新情報続々発表。Microsoft Build 2016開催中

  • LINEで送る

現地時間3月30日より、サンフランシスコでマイクロソフトの開発者向けカンファレンス、Build 2016が開催されています。この中のマイクロソフトの基調講演で、Windows 10に関する新しい情報が大量に発表されました。

160331_10

Windows 10ユーザ2億7千万人を突破

Windows 10を利用しているユーザ数は既に全世界で2億7千万人以上が利用しているとのことです。

インストールされたデバイス数ではなく、人数で表現するようになったのは大きな違いでしょうか。(MicrosoftアカウントのIDでカウント?)実際にはデバイス数ではもっと多くの端末にインストールされているのでしょう。

この数から見る普及率はこれまでのWindowsの中で最速を堅持しているとのことです。

160331_04

Windows 10の次期大規模アップデートは2016年夏

RS1、Red Stone 1と呼ばれている、Windows 10の次期大規模アップデートの正式名称は「Anniversary Update to Windows 10」となった模様です。1周年記念アップデート、といったところでしょうか。

160331_05
(画像:Windows Central)

このアップデートではかなり大きな機能追加が予定されています。Build 2016で明らかにされたものは以下の通りです。

  1. ブラウザのEdgeでのWindows Helloによる生体認証機能サポート
  2. マイクロソフトのゲーム機Xbox Oneでのユニバーサルアプリ対応
  3. 色々な手書き入力(文字だけではない)をWindowsが理解して適切な処理を行なう「Windows Ink」の実装
  4. Windows上で様々なルートで入力される自然言語を理解して、Cortanaが「気を利かせる」Cortanaの機能強化

Windows Inkでは、地図上に線を書いたルートの距離を求める、などということまで可能になるようです。

Cortanaの機能強化では、ユーザがWindows上で使う色々な普通の言葉(自然言語)を、本格的にユーザインタフェースの一部として扱うことをマイクロソフトでは考え始めているようです。

こういった機能が本格的な実用性を備えるようになると、今まではSFの中だけの存在だった、ホンモノのAIのエージェントがPCの中に登場してくるのかもしれません。

Facebookのユニバーサルアプリの登場

Facebookの3つのアプリ、Facebook、Instagram、Facebookメッセンジャーのユニバーサルアプリが、まもなくWindows Storeに登場する模様です。

また、Windows Storeに新規参入する開発者は60%増加だそうです。その動きが、そのままWindows Storeアプリの増加につながってくれることに期待ですね。

WindowsにUbuntuのbashがやってくる

UbuntuというLinuxディストリビューションがありますが、このUbuntuのbashシェルがその他のコマンドも含めWindowsに移植されます。デモの画面では「あの」emacsを起動する画面も映し出されたようですので、bashが来る、というよりはUbuntuのコマンドを実行する環境がまるごとWindowsに移植される、と考える方が良いのかもしれません。

160331_03

デスクトップアプリをストアで扱えるアプリに変換するツールの提供

従来のWindowsデスクトップアプリをユニバーサルアプリに変換してくれる訳ではないことには注意が必要かもしれませんね。

HoloLens開発者版の発売開始

160331_06

Build 2016開催と同じ日にHoloLensの開発者版が発売されました。価格は事前の情報どおり3000ドル(約34万円)。

HoloLensに関しても少しずつ情報が見え始めました。また実現可能なビジョンに関しても色々なものが示され始めています。

スポンサードリンク

  • LINEで送る

このページの先頭へ