史上最強スペックスマホ、Windows 10 Mobileで登場!「HP Elite X3」、2016年夏、国内投入へ

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HP Incはスペイン時間の21日、携帯通信機器のエキスポ、MWC 2016にて、どのOS搭載機を含めても史上最強のスペックとなるスマートフォン「HP Elite X3」を発表しました。OSには、Windows 10 Mobileを搭載しています。

ここまでに発表・発売されているWindows 10スマホではVoLTEに対応した機種はありませんでしたが、Elite X3はこれにも対応していて、通話品質の面でも最強の一台となります。

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史上最強スペック

表示デバイスには約6型の有機ELパネルを採用し、解像度は2560 x 1440ドットと高解像度。SoCにはクアルコムの最新のハイエンドチップ、Snapdragon 820を採用。メインメモリは4GB、ストレージは64GBと大容量です。

さらにWindows 10スマホでは恐らく初となる防水・防塵対応。1.2mからの落下を含むアメリカ軍調達規格、MIL-STD-810Gをクリアとタフネスさも備えています。

対応する通信形式もほぼフルカバー。最新の無線LANにも対応しますし、3GやLTEのみならず2Gでの通信もフォロー。さらに、日本ではWiMAX2+としてサービスが行なわれている、一般的な携帯回線とは通信形式の異なるLTE方式(TDD-LTE)にも対応するなど、きわめて通信に関する互換性も高くなっています。

ハードウェア暗号化機能も搭載して、WindowsのBitLockerの暗号化も利用可能です。

本体サイズは83.1mm x 161.2mm x 7.9mmと、サイズは大きいもののかなり薄いサイズを実現しています。重さはスマートフォンとしてはかなり重めの190gとなります。

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薄めの筐体で新ハイエンドSnapdragonの廃熱を処理しきれるかどうかは、ちょっと気になる部分ですね。

有線でのContinuumに対応

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オプションにはUSBコネクタ、ギガビットの有線LAN、DisplayPortを搭載したドッキングステーションが用意され、キーボード、マウス、ディスプレイを準備すれば、有線でのContinuumが利用可能になります。

また、特徴的なオプションとしては、12.5型の液晶とキーボード、大容量のバッテリーを搭載したノートPC型のドックが準備されます。このオプションを利用することで、外出先でもContinuumを利用してノートパソコン的に利用することが可能になるようです。

問題は価格?

とにかく何もかもが常識外れなぐらいにハイスペックなHP Elite X3、日本でも2016年夏頃に発売の予定となっています。WiMAX2+の利用も可能なことから日本ではKDDIと手を結ぶことになり、ビジネス市場向けのリリースとなるようです。

ただ、ここまでハイスペックになると、普及の課題は価格の方になるかもしれません。本家マイクロソフトのLumia 950XLあたりの価格を見ると、このスペックならば日本での価格は軽く10万円を超えてしまいそうです。

価格がそこまでいくと、ミドルクラスのスマートフォンと安価なノートパソコンの組み合わせも、価格面・機能面での対抗馬として浮上してきますから。

⇒ HP Elite x3 公式サイト

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