OneDriveが簡単な手続きで、無料で使える容量の削減回避が可能に
米マイクロソフトは、先月、OneDriveの無料使用可能な容量の削減を発表しており、Office365ユーザは利用可能な容量が無制限から1TBに、その他のMicrosoftアカウント所持ユーザは最大30GBから5GBに上限を削減するとしていました。
しかし、現地時間12月11日、新たにOffice365のライセンスを持たないMicrosoftアカウント所持ユーザに関しては、OneDriveで利用可能な容量を削減せず、簡単な手続きにて最大30GBを継続して利用可能にすると発表しました。
手続きは新たに用意されたサイトでボタンをクリックするだけ
従来、Office365のライセンスを持っていないユーザは、通常15GBをOneDrive上で利用でき、加えてスマートフォンなどのカメラで撮影した写真をOneDriveにバックアップするオプションを利用する設定にすると、カメラロール用の+15GBを利用できるようになっていました。
これにより、Microsoftアカウントを所持していれば、合計最大30GBまでをOneDriveで無償で利用可能となっていました。
11月のポリシー変更ではこれが一律5GBに制限されるとされており、各所で問題となっていたようです。
そのユーザの反響を受けて、マイクロソフトでは方針を転換。
今回の新ポリシーの発表となったようです。
Microsoftアカウントでログインしたのち、マイクロソフトの該当サイトで手続き(1つボタンをクリックするだけ)を行なえば、従来利用してきた15GBまたは30GBの容量を、今後もそのまま継続して利用することが出来るようになります。
手続きのサイトは以下になります。(英語表記のサイト)
https://preview.onedrive.com/bonus/
手続きを忘れると5GB制限の対象になる
ただ、2016年1月31日までに上記の手続きを行なわなかった場合、OneDriveの容量の上限は自動的に5GBに削減されます。
OneDriveを既に活用している人は忘れずに手続きを行なっておきましょう。
既に5GBを超えてOneDriveを利用しているユーザが、万が一手続きを忘れた場合でも、5GBを超えるファイルは1年間に限り、内容が保存されるとされています。
Office365ユーザの容量の上限1TBは変わらず
Office365ユーザに関しては上限が再び設けられ、それが1TBとなることは11月の発表からは変わりませんでした。そのためこの点には注意が必要なユーザもいるかもしれません。
なお、この制限に不満のあるユーザは、Office365のサブスクリプションフィーの全額払い戻しにも対応してくれる模様です。