トリニティWindows 10スマホ「NuAns NEO」予約受付開始、2016年1月発売決定
今までスマートフォン、特にiPhone向けに独自の主張のあるNuAns(ニュアンス)ブランドの周辺機器を展開してきたトリニティが、スマートフォン自体に参戦と言うことで話題となりましたが、いよいよそのWindows 10 Mobile搭載スマートフォン、NuAns NEO(ニュアンス・ネオ)の発売予定とスペック、価格などが発表されました。
本体のみの予約は公式サイトをはじめAmazonなどのwebで既に開始されおり、1月下旬より出荷開始とのことです。
なお、MVNO(仮想移動体通信事業者)は、U-mobile独占販売となっており、SIMとのセットで12月中旬より予約販売が開始されます。
画像:Amazon
新ミドルクラスCPU(SoC)搭載
NuAns NEOはここまで明らかになっている他社のWindows 10スマホよりも1ランク上と思われる、ミドルクラスのスペックのハードウェアが特徴の一つです。
発売時期がやや後ろにずれ込んでいるのは、まだクアルコムから正式な発表が行なわれていない、ミドルクラスのSnapdragonを採用することが理由の一つかもしれません。
また、CPUだけではなく、ほかのハードウェアスペックもかなり充実したものとなっています。
液晶は5インチの1280 x 720ドット、CPUは最高1.5GHz駆動の8コアのものでメモリは2GB、ストレージは16GBを備えます。
リアカメラには1300万画素センサー、明るいF2.0レンズのものを採用。USBコネクタにはType-C形状のものを採用し、急速充電も可能になっています。
LTEの電波はバンド1、3、8、9、19、28に対応。無線LAN(Wi-Fi)は5GHz帯にも対応し、最新の高速規格であるIEEE802.11acも利用可能になっています。
バッテリー容量は3300mAhと大きめ。SIMロックはもちろんかけられておらず、SIMカードはmicroサイズになっています。
さらにはNFC機能も搭載と、「格安スマホ」とは言いにくいぐらいの充実したスペックになっています。
サイズは141mm x 74.2mm x 11.3mmで重さは約150g。厚さが最近のスマートフォンとしてはやや厚めとなっていますが、この部分はこの端末独自のデザインのためではないかと思われます。
本体価格
本体価格は、スペック面が充実していることもあり、ここまでに発表されているWindows 10スマートフォンの中では高めの、39,800円+消費税となります。
ただし、この価格は本体のみの価格で、カバー料金は別途必要です。実使用のためには、別途カバーを一緒に購入することになると思いますので、その分の料金が必要になります。
今までのスマートフォンにはないデザインテイスト
トリニティー自らがスマートフォンの周辺機器を手がけてきたこともあり、NuAns NEOも独自のユニークなデザインになっています。
背面のカバーが取り替え可能な形になっていて、上半分と下半分が別々のパーツになっていて、ここにリアルウッド製の着せ替えカバーも取り付けられるようになっています。
ほかにもクラリーノ製やスエード調のものなど、従来のスマートフォンでは考えられなかった着せ替えカバーの展開が行なわれます。また、この部分に装着する形のケースも用意されます。
カラーは8色展開。クラリーノに4色、スエード調に2色、木製に2色です。
上下別々のカバーは8色 x 8色の64パターン、プラス手帳型のケースで8色の、合計72パターンのカラーバリエーションがあります。
カバーの価格は、上部のものが、クラリーノとスエードが1,500円、木製のものが1,600円です。下部は、クラリーノとスエードが1,400円、木製のものが1,500円となります。
また、一体型のケースはクラリーノとスエードは2,750円、木製のものは3,680円となります。
これら自社製のカバーに加えて、造形の3Dデータを公開することになっているとのことで、3Dプリンタを用いれば、事実上無限のパターンにも対応できるようになります。
厚みのある本体ですが、端末の両サイドは完全にキレイに丸く造形されているようですので、意外と手になじむ形状かもしれません。
Continuumに対応の予定
今のところマイクロソフトは正式にはSnapdragon617でのContinuumサポートを表明していませんが、性能的には十分対応可能なものがあるため、トリニティではNuAns NEOでContinuumに対応する方向で検証作業を行なっているようです。
ただし、外部ディスプレイはUSB接続のディスプレイアダプタではなく、無線LANを使うMiracastを使用するようです。