Windows 10プレビュー版、ビルド10576配布開始。EdgeがDLNA対応
米マイクロソフトは現地時間10月29日より、Windows 10プレビュー版の最新バージョン、ビルド10576の配布を開始しました。
プレビュー版の入手ポリシーをFastに設定しているユーザは、既に受け取りが可能になっています。
このビルドは、新ブラウザEdgeの強化がメインとなっています。
(画像:窓の杜)
Edgeにメディアキャスティング機能追加
ビルド10576では、Windows 10から搭載された新ブラウザのEdgeにメディアキャスティング機能が追加されました。
具体的には「ほかのデバイスに音声、動画、画像を送る」のメニューから、Edge自体をDLNAサーバ的に動作させる機能です。
DLNA系の機器での「Throw」機能が実装されたと考えて良さそうです。
現在、Edgeで開いてるWebページ、YuoTubeの動画などを、Miracast/DLNAクライアントに送信することが出来ます。
たとえば、手元のWindows 10パソコンで見ているYouTube動画を、大画面TVにも映して、家族みんなで楽しむ、といった用途も考えられます。
ただし、多くの有償のネット動画配信サービスでは、動画に著作権保護がかけられていますので、そういった動画の送信には対応しません。
(画像:窓の杜)
PDFから「Cortanaに質問」が可能に
EdgeでPDFファイルを開いている時に、「Cortanaに質問」コマンドが利用できるようになりました。
PDFの中の何らかの単語を選択している状態で、右クリックメニューの「Cortanaに質問」のコマンドを選ぶと、横側に画面を分割するような形でキーワードの検索結果が表示されます。
また、Edge内蔵のPDFビュワー機能も強化されている模様です。
(画像:窓の杜)
その他の新機能・強化項目
ほかには、ゲーム機のXboxシリーズでのストリーミングプレイなどを可能にするXboxアプリの強化、仮想マシン管理機能の性能向上、各国の言語対応の改善などが含まれています。
現時点でこのビルドの問題点として分かっているのは、新しいネットなどでの動画フォーマットである、WebM/VP9の対応が一時的に外されています。
こちらは今後のWeb標準ともなる技術の一つですので、これからの開発できちんと再収録の予定となっています。