明日と明後日を変えるかもしれないデバイス。MS Band 2とHoloLens

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Microsoft Band 2、HoloLensはもしかすると今すぐ何かが変わるような製品ではないかもしれません。
ただ、これらの製品が育っていけば、明日や明後日のコンピュータやこういったガジェットの世界に何か変化が出てくるかもしれません。
そのような今のスマホやパソコンの次の何かの種になるような製品といえるかもしれません。

これら2つに関しても現地時間10月6日に行われた、Windows 10端末の発表イベントで同時に情報が公開されました。

Microsoft Bnad 2

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あちこちから製品が矢継ぎ早に出され、次の新しいガジェットの芽として期待されている腕時計型のウェアラブルデバイスのマイクロソフト版が、このMicrosoft Band 2です。

先代のMicrosoft Bandは2014年10月に発表が行われていました。
先代よりも50ドル高い249ドルが価格として設定されています。

曲面ガラスのカラーディスプレイを採用して、デザイン面でも機能面でも向上が図られています。
曲面のディスプレイは320 x 128ドットの有機ELを採用。
ディスプレイを保護するガラスには、Gorilla Glass 3を使っています。
タッチ操作にも対応。

各種センサーの搭載で、心拍数、歩数、カロリー消費量、睡眠品質、GPSによる移動ルートのマップ記録、紫外線モニター、高度変化や最大酸素摂取量の測定が行えます。

測定データはBluetooth4.0で連携するスマートフォンに転送して、Microsoft Healthなどのアプリで解析が可能です。

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また、ウェアラブル端末のサイズにもかかわらずしっかりとWindows 10を搭載。
音声アシスタントのCortanaが利用できます。

今のところこの手のウェアラブルデバイスのネックであるバッテリー駆動時間は、1回の充電(約1.5時間)で48時間となっています。

HoloLens

未だに各種スペックなど謎な部分の多いマイクロソフト製ヘッドマウントディスプレイのHoloLensですが、
10月6日のイベントにて、開発者向けのバージョンが2016年第一四半期に発売予定であることが発表されました。
価格はかなり高価で3000ドルとされています。

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HoloLensは現実の視界に映像などの情報を重ね合わせて表示することが出来るヘッドマウントディスプレイで、ARというよりはMR(Mixed Reality)を実現する新しいデバイスになります。

また、HoloLensは各種センサーやディスプレイを搭載した単なるパソコンの1周辺機器ではないことが明らかにされています。
HoloLens自体にWindows 10搭載のパソコン機能が納められており、HoloLens単体でも動作が可能になっています。

HoloLensのハードウェアのスペックなどは全く明らかになっていませんが、画像センサーや加速度センサーなど、搭載された多くのセンサーからの情報を処理するために、パソコンよりもスマートフォンに近いSoCが採用されている可能性もありそうです。

今までは、建築や医療用などのデモが多かったようですが、10月6日のイベントでは、現実のリビングルームにゲーム画像を重ねる形での、MR的ゲームのデモンストレーションが公開されました。
HoloLensの可能性を探る面白い試みだと思います。

ちなみに、開発者向けエディションの購入には、Windowsのインサイダープログラムへの参加が必要となる模様です。

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