マイクロソフトからノートPC初登場。2in1の高性能PC「Surface Book」
米マイクロソフトは現地時間10月6日、同社初のノートパソコンとなるSurface Bookを発表しました。
アメリカ国内では既に予約受付が始まっており、10月26日から発売となるとのことです。
液晶側とキーボード側が着脱可能な2in1タイプのパソコンとなっていて、各種のスペックはかなりハイエンド指向。
その代わり、エントリーモデルで1,499ドルからと、価格帯はかなり上のノートパソコンとなります。
もちろんプリインストールでWindows 10を搭載しています。
Surface Proシリーズと共通点のある高解像度液晶採用
Surface Bookも縦横比3:2の液晶を採用して、このノートパソコンもSurfaceシリーズの一つであることを印象づけています。
液晶のサイズは13.5インチ。
解像度は3000 x 2000ドットと、きりのいい数字ではありますが、パソコンの世界はほかにないタイプの高解像度液晶を採用しています。
ドット密度は267ppi(Pixel Per Inch)となっていて、Surface Pro 4と同じ密度を実現しています。
第6世代Coreプロセッサ採用
Surface BookもSurface Pro 4と同様に、第6世代のCoreプロセッサシリーズを採用しています。
また、外部GPUとしてNVIDIAのGeForceシリーズを搭載するモデルも設定されています。
どうやら機構的に液晶部分とキーボード部分を接続するコネクタにPCI Expressインタフェースの信号を通しているらしく、外部GPU搭載モデルでは、GPUはキーボード側に搭載されるようになっています。
これによって、かなり本格的な3Dもののゲームや、GPU支援を積極的に利用するアプリケーションソフトをスムーズに動作させることが可能です。
第6世代のCoreプロセッサの採用と合わせ、マイクロソフトではSurface Bookが最速の13型ノートパソコンである、と主張しています。
スタイラスペン採用
Surfaceシリーズとしてタッチパネルと、筆圧検知の可能なスタイラスペンももちろん搭載しています。
ペンはSurface Pro 4と同様に1024段階の筆圧検知に対応。
タッチ入力の際に問題になる視差や、検知速度の遅れなども地道に改良が行われています。
本体サイズ
本体のサイズは、312.3 x 232.1 x 22.8mm(幅 x 奥行き x 高さ)、重量は外部GPUなしの機種が1,515g、ありが1,579g。
タブレット単体では、312.3 x 220.2 x 7.7mmで726gとなります。
またバッテリー駆動時間は最大12時間を実現しています。
価格
本体の機能などがかなり豪華仕様なこともあり、価格は高めのノートパソコンとなっています。
Core i5/メモリ8GB/SSD 128GBのエントリーモデルが1,499ドル。
Core i7/メモリ16GB/SSD 512GB/外部GPU搭載のハイエンドに近いモデルでは2,699ドルのプライスタグがつきます。
マイクロソフトの考えるWindows 10のノートパソコンのリファレンスモデル的なものとして、今後、いろいろな引き合いに出されるパソコンになりそうです。