米マイクロソフト「Surface Pro 4」を発表、さらにスペックアップして登場
現地時間10月6日、米マイクロソフトは同社の人気タブレットパソコンSurfaceシリーズの新製品、Surface Pro 4を発表しました。
従来製品と本体サイズはそのままに、液晶を一回り大きくし、解像度も大きく向上。
CPUも新世代のインテルのCoreプロセッサシリーズを搭載して性能向上を図っています。
OSにはもちろんWindows 10をプリインストールしています。
第6世代Coreプロセッサ搭載
従来のSurface Pro 3は第4世代のCoreプロセッサを搭載していましたが、Surface Pro 4ではコードネームSkylakeこと、第6世代のCoreプロセッサを搭載して、消費電力、性能の面で向上を図ってきています。
搭載されるCPUは、より低消費電力で長時間駆動に向くCore m3シリーズ、より高性能なCore i5、Core i7が選ばれています。
Core i5、i7搭載機種ではタブレット端末の枠を超え、ハイエンドのノートパソコンレベルの性能を発揮できます。
液晶の解像度向上
Surfaceシリーズは従来から独特の解像度の液晶を搭載しています。
今の一般的なパソコンでは縦横比が16:9の横長画面が一般的になっていますが、Surfaceシリーズでは、3:2の縦横比の液晶を採用しています。
Surface Pro 3では2160 x 1440ドットの高解像度の12インチ液晶を搭載していましたが、Surface Pro 4ではさらに高解像度の、2736 x 1824ドットのちょっとほかでは見かけない解像度の液晶を採用しています。
液晶自体のサイズも一回り大きな12.3インチとなっています。
さらに薄く
厚さはSurface Pro 3の9.1mmから8.4mmにさらに薄型化。
重量も若干ですが軽量化が図られています。
Core m搭載機種では766g、Core i搭載機種では786gとなっていて、12インチ液晶を搭載するタブレット端末としてはかなり頑張った数字になっています。
各種周辺機器も進化
付属のスタイラスペンも改良が加えられており、従来品では筆圧検知のレベルが256段階だったものが1024段階の検出に対応するようになっています。
電池も不要になり、磁石で本体に取り付けられるようになるなど、細かいところから使い勝手の改善にも手を入れています。
別売りの液晶パネルのカバー兼キーボードとなる、タイプカバーもキースイッチの改良などでキーのタッチを改善してきています。
バックライトも内蔵、タッチパネルも面積が大きくなり、Windows Helloによる生体認証に対応した指紋センサーを内蔵するモデルも用意されます。
搭載されるメモリ容量は4GB、8GB、16GBのモデルが用意されます。
内蔵ストレージは超高速のPCI Express接続のSSDで、128GB、256GB、512GB、1TBのバリエーションがあります。
OSにはWindows 10 Proが搭載されます。
Surface Pro 4の価格
気になる価格の方は、Core m3/メモリ4GB/SSD 128GBのエントリーモデルが899ドル。
ハイエンド構成に近い、Core i7/メモリ16GB/SSD 512GBのモデルでは2,199ドルとなります。
タブレット端末と考えるとかなり高価ですが、性能的にもSurfaceシリーズはノートパソコンと肩を並べる水準にありますので、内容を考えると妥当なお値段になっているのではないでしょうか。