Windows 10インストール済みパソコン1億台を突破
WebメディアのPetriは現地時間28日、Windows 10をインストールしたパソコンが1億台を突破したと発表しました。
なお、この情報はPetri独自の情報筋よりもたらされた情報とのことです。
リリースからほぼ1ヶ月で7500万台を突破したことがマイクロソフトから発表されていましたが、それからまた1ヶ月でさらに2500万台以上の上積みを実現できたことになります。
Windows 10はまだまだ十分にパソコンユーザの興味を引く対象であり、需要も堅調に推移しているようです。
目標は3年で10億台
マイクロソフトでは3年以内に10億台の端末にWindows 10を搭載することを目標として掲げています。
Windows 10正式版のリリースから2ヶ月程度で、早くもこの1/10となる一つのマイルストンを通過できたことになります。
今後は、11月頃にWindows 10の最初のサービスパックに相当する大きなアップデートとなる「TH2」の提供が予定されています。
また、Xbox OneシリーズへのWindows 10ベースのOSリリース、Surface Pro 4、WindowsスマホのLumia 950シリーズの発売も予定されており、Windows 10の普及がより加速していくことが予想されます。
目標達成の鍵はスマートフォン
ただ、マイクロソフトの掲げる3年で10億台の端末にWindows 10を、と言う目標は非常に高いハードルです。
パソコンだけでの目標到達はほぼ不可能で、目標到達の鍵を握るのは恐らくスマートフォンとなります。
現在、インターネットに接続する端末の台数では既にパソコンを抜いて主役の座に躍り出たスマートフォンのジャンルでは、マイクロソフト、Windowsフォンの苦戦が続いています。
このスマートフォンのジャンルでどれだけのシェアを取れるかが今後の重要なファクターとなります。
ストアの機能の改善や、ストアアプリの拡充を図るためのユニバーサルアプリの仕組みの実装など、Windows 10ではいろいろな施策は打たれていますが、それらがどれだけ実を結ぶかも重要な要素となるでしょう。
スマートフォンのジャンルに食い込むためには、先行するiOS、Androidに対して大幅に後れを取っているアプリの充実がまずは重要な課題となります。