Googleサービスとの連携・相性はさすがなGoogleDrive
Google Driveは今やネットの最も重要なインフラの一つとなったGoogleが提供するクラウドストレージです。Googleはスマートフォン向けに自社開発のOSであるAndroidを持っている関係もあり、Androidスマホとの親和性が最も高くなっています。
ネットワークに接続するデバイスの主役は既に何年も前からスマートフォンであり、そのスマホの最大シェアを持つOSがAndroidですから、ある意味もっとも普及しているクラウドストレージがこのGoogle Driveと言えるかもしれません。
スマートフォンとパソコンの両方を使っているユーザーが両者の連携を取る際には、まず最初に活用を検討する価値のあるサービスです。
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実は(隠れ)普及度No.1?
Androidスマホを使うユーザーはGoogleアカウントが必須になります。最初にスマートフォンを設定する際に必ずGoogleアカウントを作ることになります。
このアカウントの中にはGoogle Driveの無料プランの利用権が含まれていますので、基本すべてのAndroidスマホユーザーは自然とGoogle Driveを使っているケースが多いのです。
そんなGoogle Driveのメリット・デメリットをまずは簡単に。
Google Driveの強み
まずは隠れ普及度は恐らくすべてのクラウドストレージの中でも最上位となるであろうGoogle Driveの強みから。
なんと言ってもGoogleが提供する各種のネットサービスとの強力な融合が最大の強みと言えるでしょう。GoogleのオフィススイートであるG Suiteは完全にGoogle Driveの存在を前提にしています。
パソコンにGoogle DriveのクライアントをインストールするとスタートメニューなどにG Suiteのショートカットが作られますが、実はその実体はWebサービスであるG Suiteへのリンクです。そちらをクリックするとブラウザ経由でG Suiteが開きます。
また、Androidスマホとの連携も非常に強力です。無償プランで利用可能な容量が多め(15GB)なこともライトユーザーにはうれしいポイントです。
Google Driveのウィークポイント
Windowsユーザーから見るとWindowsのOS本体との連携はやや弱めなことは弱点の一つと言えるでしょう。Windowsの(ファイル)エクスプローラーとの融合は完全ではありません。
パソコンユーザーがG Suiteをローカルなアプリのつもりで起動すると、画面が開くまでの遅さも弱点になるかもしれません。
Androidスマホユーザーなら必ず持っているGoogle Drive
冒頭でも書いた通りAndroidスマホを利用する際には、初期設定のかなりはじめの段階でGoogleアカウントのセットアップを行ないます。AndroidOS搭載の機材を初めて利用する時には、必ず新たにGoogleアカウントを作ることになります。
GoogleアカウントはGmailをはじめとするGoogleのネットワーク上のサービスを利用する権利を含んでいますが、その中にはGoogle Driveの利用権も含まれています。
G Suite利用に必須
Googleの提供するオフィススイートのG Suiteは、基本ブラウザの上でのみ動作するWebアプリとして作られています。GoogleのAndroidOSがスマートフォンをメインターゲットとして作られていることもあり、パソコン向けにローカルで動作するネイティブアプリは開発されていません。
G SuiteがWebアプリであることもあって、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートで作成された文書ファイルはかならずGoogle Drive上に保存されます。
Android系のOSを搭載したデバイスを持っていないユーザーがパソコンからG Suiteを利用しようと思ったら、まずはGooleアカウントを作ってGoogle Driveの利用権を入手する必要があるわけです。
パソコン、特にWindows系の世界ではビジネス文書の標準はMicrosoftオフィスになっているケースが多いですが、スマートフォンまで含めた世界で考えると潜在ユーザー候補は実はG Suiteのほうがずっと多いかもしれません。
スマートフォンをメインで使うユーザーとのビジネス文書などの共有にも便利です。
PC、Androidスマホ連携も強力
AndroidOSはGoogle自らが手がけるOSだけにGoogleのサービスとの親和性が非常に高い、というよりはGoogleのサービスを使わないと各種の使い勝手が成立しないぐらいに密接な関係にあります。
ですので、スマートフォンの限られた能力を補助する意味でもGoogle DriveをはじめとするGoogleのネットワークサービスはフル活用したい所です。
Android系のスマートフォンとの連携を有機的に行ないたいのなら、パソコン側でもGoogleのサービスを出来るだけ活用しると良いでしょう。
他のクラウドストレージでもGoogle Driveに近い連携機能を実現しつつありますが、やはり親和性にはGoogle Driveに一日の長があります。
ローカルストレージを一切圧迫しないファイルストリームが使える
Google Driveの特徴的なフィーチャーの一つに「ファイルストリーム」があります。ザックリとしたイメージでは動画のストリーミング再生をイメージすると良いと思います。
基本、端末側のローカルストレージに負担をかけることなくGoogle Drive上のファイルの参照が可能になる機能です。
ファイルに対して行える操作に一部制限はかかりますが、内蔵ストレージの空き容量に不安のあるデバイスには非常に強力な機能と言えます。
ただし、必ず毎回データ転送が発生するので、携帯電話回線経由でのネットワーク接続を行なっているときには通信容量をその都度消費することに注意が必要です。
Google Driveのプラン
Google Driveは無償利用可能な容量が多めで15GBまで無料で使えます。
有償プランとしては100GB、200GBの手頃な容量が準備されていることが特徴です。大容量の2TBプランももちろんあります。
100GBが毎月250円、年払い2,500円、200GBだと毎月380円で年払いは3,800円。2TBは1月あたり1,300円、年額は13,000円となります。年払いにすると2ヶ月分お得という形です。
まとめ
Google DriveはGoogleの各種ネットワークサービス、AndroidOSとの親和性が極めて高いクラウドストレージです。それぞれをしっかりと使い込もうと思ったら、有償プランを契約して十分な使い勝手を確保するのが良いでしょう。
特にスマートフォンをメインの情報端末としてハードに使うユーザーなら、Google Driveは必須のサービスと言えるかもしれません。