Microsoft 365のストック画像機能をいち早くトライ!Office Insiderで使ってみた
先日アナウンスがあったとおり、現在サブスクリプションサービスで提供されているOffice 365はMicrosoft 365の名前にリブランドされます。
その際に拡張される機能の一つとしてアナウンスされているのが、マイクロソフト独自のストック画像をオフィスソフトから簡単に利用可能になるというものです。
この機能が先行してOffice Insiderが利用可能になりました。早速プログラムに参加してどの程度のクオリティのものか試してみました。
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まずはOffice Insiderに参加
Office InsiderはWindows 10のインサイダープログラムとほぼ同等のスタンスのもので、開発中の新機能にいち早くアクセスできるものと考えれば良いでしょう。
Fastリングに相当すると思われる「Insider」とSlowリングに近いイメージの「月次チャンネル」が準備されています。この辺りの分類はEdge Insiderに近いかもしれません。
Office Insiderに参加するには以下の手順を踏みます。
任意のOffice 365のアプリのホーム画面にある「アカウント」ボタンをクリック。
アカウントのページで「Office Insider」のボタンをクリックしてメニューを表示させます。
メニューから「Office Insiderに参加」を選択します。
ポップアップするサブウィンドウから「新規登録としてOfficeの新しいリリースをいち早く入手します」にチェックを入れ、「Office Insiderのレベル選択」のプルダウンメニューのポリシー2つから1つを選びます。
このあとアカウント画面の「Office更新プログラム」のボタンから
最新のプログラムをインストールすれば、Insider版のOfficeが利用できるようになります。
ストック画像の利用方法
ストック画像の利用方法、などと大上段に構えてやり方を説明するほどのものではない、と言うのがこの機能の一番いいところかもしれませんね。
その他の画像を挿入するのとほとんど同じ手順でとても簡単にクオリティがかなり高いストック画像を文書に挿入できます。
WORDだと以下の手順です。
「挿入」のリボンから「画像」のボタンをクリックして「ストック画像…」を選びます。
するとストック画像のサムネイルによる一覧のサブウィンドウが表示されますので、ここから挿入したいデータを選択して「挿入」ボタンをクリックするだけ。
すごく簡単です。
挿入した画像はその他の画像データと同じように、オフィスソフト共通の操作で各種調整が行えます。
挿入する手続きから挿入後の画像の扱いまでが、今までのOfficeソフトの作法そのもので扱いが非常に楽ちんです。
実は強力かもしれないこの機能
まだまだマイクロソフト独自のストック画像は画像のバリエーションは自体が少なく、8,000画像程度に留まっています。
が、実は他のストックフォトサービスなどでは対応していないかなり強力なデータが準備されています。
それがこちらの「人物の切り絵」。
人物を背景から綺麗に切り取ったデータです。
挿入して、
他の画像などに重ねることで、とても幅広い表現が考えられるデータです。
人物像のバリエーションはかなり豊富なので、非常に多くのシーンでの活用が考えられそうです。
ただ現時点では弱点もあり、画像の拡大縮小が恐ろしく重い問題を抱えています。かなりハイパワーなPCで縮小操作を行なっても、リサイズの反映にしばらく時間がかかります。もしかすると輪郭がものすごく精密なベクトルデータになっているのかもしれません。
この辺りは正式機能としてリリースされるまでに解消されることを期待したいですね。
マイクロソフト独自のストック画像サービスは、このデータがあるだけでもこのサービスを利用する意味がある、それぐらいの機能に化けるかもしれません。