DELL、高コスパなRyzen搭載Inspiron 14 5000(5484/AMD)を市場投入
2019年、パソコンのCPUではかなり大きな地盤変動が起きました。長らくCPU市場を独占に近い状態で支配してきたインテルの牙城が揺らいでいます。
そんな中、台頭してきたのがAMDのRyzenシリーズ。インテルのCoreプロセッサに引けを取らない実性能とコストパフォーマンスの高さをウリにシェアを伸ばしています。
そのAMDの第2世代のRyzenシリーズのCPUを搭載する非常にコストパフォーマンスが高いノートPCをDELLが市場に投入しています。
限定特価状態だとは思うのですが、フルスペックと言っていい内容を備えつつ税別5万円台の驚異的なコストパフォーマンスを実現する、Inspiron 14 5000シリーズの一台です。
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スペック
ザッとInspiron 14 5000(5484/AMD)のスペックを見てみます。
CPUには第2世代のモバイル向けRyzenシリーズのRyzen 5 3500Uを搭載。4コア8スレッド対応のCPU部と、8コア512SP相当の統合GPUを持つチップを採用しています。
CPUの動作クロックは定格2.1GHzとなっています。
メインメモリは8GB、ストレージにはNVMe対応の256GBのSSDを搭載します。
ディスプレイは14型フルHDパネルを使用していて、ビジネス用途にもうれしいノングレアタイプの液晶になっています。
インタフェースにはUSBポートが3つ。うち一つはType-C形状でUSB PDやDisplayPortのオルタネートモードによる映像出力に対応します。
これを含めて合計2ポートがUSB3.0対応、もう一つはUSB2.0対応となります。
無線LANは最新の規格であるWi-Fi 6に対応。さらにギガビットの有線LANポートを持つこともビジネスユーザーなどにうれしい仕様と言えるでしょう。
12月末段階はまだ5万円台で販売中
上記の通り中身の方は完全に現代的なパソコンの標準スペックと言っていいかなりハイスペックなものとなっていて、Windows 10上でかなり重いタスクを動かすにも十分なパワーがあるマシンになっています。
本来、このスペックのInspiron 14 5000は税別79,980円が定価になっていますが、現在はまだ特別価格での販売が続いているようで、なんと税別54,980円のプライスタグが付けられています。
このクラスの価格帯だとインテルCPUならデュアルコアのPentiumやCeleronが使われるケースが多いはずですが、Coreプロセッサと同レベルのRyzenシリーズのCPUを搭載してその他のスペックにも手抜きがない製品でこの価格は驚異的です。
PCの買い換えを検討しているユーザーは候補の一つに加えて間違いのない製品の一つでしょう。
モバイル用途にもギリギリ使えるか?
Inspiron 14 5000はフットプリントが従来の13.3型液晶搭載モバイル機と同レベルのサイズを実現しています。
最近のこのクラスのマシンとしてはやや厚めではありますがそれでも20mm程度の薄さは実現できていて、ビジネスバッグなどへの収まりは良いでしょう。
重量の方が1.5kg程度あるためモバイル用途で使えるかどうかは人によりさまざまだと思いますが、ここさえクリアすれば出先でも快適な使用感を実現してくれる一台だと思います。