Microsoft、新Surface Proを発表!ネーミングから番号が消える

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米Microsoftは現地時間5月23日、中国の上海で開催されたイベントにて、Windows 10 Proを搭載する2in1 PC、Surface Proシリーズの新型を発表しました。

既存モデルのSurface Pro 4の直接の後継機となりますが、ネーミングからはモデルナンバーが消え、単に「new Surface Pro」と呼称されています。

ルックスはほとんど従来のSurface Proシリーズと変化がありませんが、中身的にはほぼ新造に近いぐらいの新しいパーツが使われる形になっているようです。

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スペック

new Surface ProではCPUにはインテルの第7世代のCoreプロセッサが搭載されています。

CPUのモデルナンバーは明らかにされていませんが、YプロセッサのCore m3、UプロセッサのCore i5、Core i7が使われます。特にCore i7では描画性能の高いIris Plus Graphics 640が統合されたチップが使われるようです。

トピックの一つとしては、従来はCore mプロセッサ搭載モデルのみがファンレスで無音動作の出来るモデルとなっていましたが、new Surface ProではCore i5モデルでも冷却用ファンを廃止。無音動作が可能になります。

またアクティブ冷却機構も改善されているようで、Core i7モデルでも冷却ファンのノイズレベルが軽減されています。

ディスプレイパネルの解像度はSurface Pro 4と同じ12.3型で2,736 x 1,824ドットのものが使われますが、カスタムチップの追加で色の再現性が向上しているようです。

専用スタイラスペンのSurface Penも強化されていて、4096段階の筆圧検知に対応。傾き検出も出来るようになった上、ペンでのタッチ操作の遅延を21msまで短縮。より一層スムーズな書き味を実現できるようです。

キックスタンドの機構も見直され、最大165度まで傾けての設置が出来、画面を大きく傾けた状態でのペンによる操作ができます。ただ、この使い方だとキックスタンド側の強度がちょっと気になるところではあります。

インタフェースポートはSurface Pro 4と同等で、Type-A形状のUSB3.0コネクタが一つ、マイクロSDXCカードスロット、Mini DisplayPortなどを備えます。

順当な正常進化形

new Surface Proは従来機からの実に順当な正常進化形、といったイメージのバージョンアップになっています。

サイズはほぼ従来と同等で重量は若干軽くなった程度です。従来機の完成度も高かったため、それでもケアし切れていなかった部分を地味に潰してきたような印象がありますね。

バッテリーでの駆動時間が最大13.5時間まで延びたところは大きなトピックの一つと言えそうです。

タブレット用、ノートPC用としては高性能なCore i5プロセッサでファンレスを実現しているところは、かなり大きなジャンプアップかもしれません。実機では高負荷時の本体の熱の持ち方、実性能面へのペナルティがないかどうかの確認の必要はあるかもしれませんが。

価格は本体が799.99ドルからとなります。

タイプカバーとペン、性能の高いCPUを選択すると、合計価格は恐らくSurface Laptopを超えるとは思いますが、マイクロソフトの機種同士での棲み分けがどうなるかも、ちょっと注目した方がいい部分かもしれません。

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