Windows 10 Creators Update、手動アップグレードプログラム提供開始!導入方法、新機能まとめ
Windows 10の新大規模アップデート、Creators Updateの手動でのアップグレードプログラムの提供が開始されました。どうやらアメリカ時間での夜の解放となったようで、日本では日が変わって4月6日になってからの配信開始になったのではないかと思います。
6日朝7時半には既に利用可能な状態になっていました。
Windows 10の大規模アップデートは通常はWindows Update経由での適用になりますが、Creators Updateの通常経路での配信開始は4月11日からの予定となっています。
また、4月11日から適用可能になるパソコンはある程度絞られる可能性があります。
ですので、一日も早くCreators Updateの新機能に触れたい方は、この記事で紹介する手動のアップデートプログラムの活用も検討すると良いでしょう。
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Creators Updateの手動導入方法
以下で一通りCreators Updateの手動での導入方法を説明していきます。
アップデートプログラムをマイクロソフトのページからダウンロードすることになりますが、該当のページには設定アプリからもアクセスが出来るようになっています。
設定アプリの「更新とセキュリティ」のページを使います。
更新とセキュリティのページでは、更新プログラムのチェックのボタンの下にCreators Updateに関するアナウンスが表示されていると思います。この下にある「はい。方法を確認する」をクリックします。
するとWebブラウザで次のページが開くはずです。
このページの「ソフトウェア ダウンロード サイト」のリンクをクリックします。
するとマイクロソフトのWindows 10関連のダウンロードページが開きます。
こちらのページの「今すぐアップデート」のリンクをクリックして、アップグレードプログラムをダウンロードします。
次にダウンロードしたアップグレードプログラムを実行します。ファイル名は「Windows10Upgrade9252.exe」となっていると思います。
すると「Windows 10 更新アシスタント」が起動しますので、すぐにアップデートを開始して良ければ「今すぐ更新」のボタンをクリックします。
一応簡単なハードウェア構成のチェックが走ったあと、「次へ」ボタンをクリックします。
更新プログラム本体のダウンロードと、ダウンロードしたデータのベリファイ、その後更新準備が行なわれます。
回線がすいている状態の1Gbpsタイプのフレッツ光でダウンロードには4分ほど、ベリファイに1分弱、更新開始前の準備に10分ちょっとの時間がかかりました。
更新準備が完了すると次の画面表示となり、再起動して大丈夫な状態ならば「今すぐ再起動」のボタンをクリックすると、Creators Updateの適用が始まります。
あとは合計4回の再起動が挟まる中、20分程度の作業でアップデートが完了しました。
使用していたパソコンはシステムドライブにSSDを使っているもので、CPUは6コアタイプのそこそこの性能のあるハードウェアです。特にCドライブに使っているのがHDDの場合にはもう少し余分に更新の時間がかかると思います。
更新が完了してデスクトップが表示されると、Windows 10 更新アシスタントはこんな画面表示を行ないます。
更新をかける前には念のため各種のバックアップを取っておくことをおすすめします。
アップデート失敗時には、一応、更新内容のロールバックが動く仕組みにはなっていますが、その動作すらも失敗する可能性はゼロではありませんので。
OSビルドは15063.13
Creators Update直前のプレビュー版のほうのビルド番号は15063でした。
正式版のCreators Updateのビルド番号は15063.13で、プレビュー版の最終版+バグ修正といった内容になっていると思われます。
バージョン番号は1703です。
新機能満載
今回の大規模アップデートも新機能が満載です。
話題のPaint 3Dは「ペイント 3D」として正式実装されました。
みんなが3D機能を普段から活用しまくる、などと言ったことはないでしょうが、将来的にはWindows 10が提供するMR機能が一般化したときの、ユーザーの作るMR環境構築用のツールのベースになっていくのかもしれません。
EdgeはUIが色々と拡張されました。タブの扱いの強化はユニークな構成で、実用性も高そうです。
セキュリティ関係の分かりやすいダッシュボードも実装されました。
設定アプリはホーム画面の構成、機能の階層構造が変更になっています。
アプリに関する内容が分離され、ゲームに関する設定、実況機能やゲーム動画の録画などに関する設定が設定アプリ側に引っ越してきています。
Windows Update関連では、自動再起動を抑制するアクティブ時間の幅がHome版でも最大18時間まで長くなっています。
OS側の画面の色設定によるブルーライト抑制モードも実装されました。
その他、Windows Inkも少しずつ拡張され続けています。HoloLensを実現した中核機能も全Windows 10に搭載されるようになりました。
目に見える機能だけではなく、これからマイクロソフトがWindowsで目指そうとするサービスの方向、その基盤が追加される大規模アップデートにもなった、というのが今回の更新と言えるかもしれません。
おまけ
今回のアップデート内容もギガバイト単位のサイズがあったはずですが、ものすごく順調にダウンロードが終わりました。あまりに速いので通信速度をチェックしてみたら、
転送速度が軽く100Mbpsを超えるシーンがゴロゴロしていました。
さすがに全世界数億台以上のWindows PCの、Windows Updateを支えるマイクロソフトのネットワークインフラだけのことはある、と、思わず納得させられた感じです。