Windows XP、Vista向けの「最後」のブラウザFirefoxも遂にサポート終了へ
WebブラウザのFirefoxの開発を行っている公益法人Mozilla Foundationが、2017年3月リリースのFirefox 52をもって、Windows XP、Vista向けの正式サポートを終了することを発表しました。
最終的なサポート終了時期は2017年9月としていて、その時点をもってWindows XP、Vista向けのブラウザはすべて終了となります。
正式サポートは2017年3月まで
現在のFirefoxの正式版のバージョンは50ですので、正式サポート終了までにはあと2回程度は新機能の追加も行われるようです。
正式サポートは、Firefoxのバージョン52のリリースが行われる2017年の3月に終了とのアナウンスが行われています。
3月以降は延長サポート期間(ESR)に入り、Windows XP、Vista向けのFirefoxには新機能の追加は一切行われなくなります。
延長サポートは2017年9月まで
正式サポート終了後も、2017年9月まではセキュリティパッチの提供は行われるそうです。このためFirefox自体の安全性はある程度保たれると思われます。
ただ、Windows XPはとうの昔にOS側のサポートが切れており、Vistaも2017年にサポート終了を迎えます。
OS側のセキュリティが万全とは言えない状態になるため、いかにFirefoxのセキュリティパッチがあるからと言っても、2017年9月まで安全な状態でWindows XPやVistaのパソコンを使用し続けられるとはとても言えない状況になるはずです。
VistaのIE9も2017年4月でサポート終了
Windows Vista自体のサポートは2017年4月12日に終了しますが、同時にVista向けのIE9のサポートも終了になります。
Vista向けのIE7、IE8は2016年1月で既にサポート期間が終了しているので、Firefoxのサポートが終了すると、Windows Vistaで動作するセキュリティ面のサポートのあるブラウザが存在しなくなることになります。
Mozilla Foundationも既に新しいWindowsへの移行を勧めています。
どうしても古いWindowsを利用しなければならないときには、インターネットから切り離された環境で利用するなどの工夫が必要になります。