Windows 10版Siri?音声入力対応のデジタルアシスタント「Cortana(コルタナ)」
Windows 10ではApple社のSiriやNTTドコモのしゃべってコンシェルのような、音声入力対応のデジタルアシスタント機能が搭載されます。
アシスタントの名前は「Cortana(コルタナ)」です。
Cortanaの起動は「WebとWindowsを検索」から
Cortanaは「WebとWindowsを検索」から呼び出します。
(Windows 10正式版リリースのタイミングでは日本語対応は間に合わない予定です)
例えばSkypeと連携して、「~さんに電話して」と呼びかけると、Skypeを起動させて呼び出しを行うことが出来ます。
またカレンダーに予定を登録してあれば、今日の予定を音声入力で問いかけて教えてもらうことも出来ます。もちろん、予定の登録も可能。
Windowsの各種サービスを利用する形でかなり高度な注文にも応えることが出来るようになっています。
日本語ならではの難しさ
ただプレビュー版の段階では、英語版でもまだまだ音声の認識率は上がりきっていないようで、その部分のブラッシュアップが求められています。
また、日本語は英語などよりもずっと文章の意味を機械的に取り出すのが難しい言語ですので、日本語版Cortanaの登場はもう少し時間がかかることになるかもしれません。
Youtubeに実際にCortanaを操作している動画が上がっています。
英語はこの段階の動画でも、かなり流ちょうに話してくれていますね。
新情報、7/21追記
7/29日、Windows 10の正式リリースの時点でCortanaが利用可能なのは、アメリカ、イギリス、中国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの7カ国でやはり残念ながら日本は含まれていません。
プレビュー版で近々、日本語版もテスト開始
日本語版はまずはプレビュー版でテストが行われますが、その開始日付がそう遠くはないことが発表されています。
数ヶ月以内にスタートするとのこと。
なお、日本と同時にテスト開始となるのは、オーストラリア、カナダ(英語版)、インドです。
また数年以内に、ブラジル、メキシコ、カナダ(フランス語版)のテスト開始が予告されています。
一足早く日本語を話すCortanaに会いたい方は、インサイダープレビューを継続する必要があるようです。
実はかなり本格的なAI?
単純な言語面でのローカライズだけではなく、各国語版で「性格の違い」までが実装されている模様です。
単純な自然言語でのフロントエンド、というだけではなく、実はCortanaってかなり高度な人工知能なのかもしれません。
日本版は非常に礼儀正しく設定が行われているそうです。
また、フランス版とカナダのフランス語版とでは、話す言語が同じフランス語でも使う言い回しが異なったり、趣味嗜好の違いが設定に反映されるようです。(カナダ版はアイスホッケー好きだそう)
イギリス版は自虐的なユーモアがあって、やや皮肉な性格、中国版はいつもほほえんでいるような声、などなど、かなり細かく多岐にわたるキャラクターの色づけが可能なシステムとなっているようです。
なお、Cortanaに関しては、まだ日本にはプレビュー版でも機能がリリースされていませんので、実際に機能を使ってみてのレポートなどは、今後機能が実装されるのを待って最新情報などでご報告します。