MS、Officeオンラインサービスと他社クラウドストレージの連携を強化
米マイクロソフトは現地時間1月27日、Office OnlineやOutlook.comなど、同社の提供するオンラインサービスにて、他社のクラウドストレージサービスとの連携を強化するとの発表を行ないました。
2015年4月からDropboxとは機能の統合が行なわれており、Webブラウザ上で動作するOfficeスイートであるOffice Onlineから、直接Dropbox上に文書ファイルを保存したり、Dropbox上のOffice文書ファイルを直接Office Onlineで開くことが可能になっていました。
今回はその機能がさらに強化され、加えてDropbox以外のクラウドストレージにも連携の輪が広がる形になります。
リアルタイム共同編集機能の対応拡大
Office Onlineでは、複数ユーザで1つの文書ファイルを編集可能なリアルタイム共同編集機能が実装されていますが、従来はその機能で使用可能なクラウドストレージはOneDrive、SharePoint Onlineに限定されていました。
今回この機能が新たにBox、Citrix ShareFile、Dropbox、Egnyteの各クラウドストレージにも対応を広げます。
iOS向けOfficeアプリも対応強化
iOS向けのOfficeアプリでは、2014年11月のDropboxとマイクロソフトとの連携が始まったタイミングから、直接Dropbox内のOffice文書ファイルを編集したり、作成した文書をDropboxに保存できる機能が提供されていますが、こちらも今回さらに機能が強化されます。
まずはBoxとの連携が可能になり、Citrix ShareFile、Edmodo、Egnyteの各サービスでも、まもなく連携が可能になると発表しています。
Outlook.comのWebメールも強化
Outlook.comのWebメール機能でも同様の強化が行なわれます。
こちらではメールの送信時、何らかのファイルをメールに添付する際に、他社のクラウドストレージからも直接ファイルの添付が行えるようになります。数週間以内にDropboxとBoxに対応が行なわれます。
ただし、こちらの機能が適用されるユーザには条件があり、2015年5月から提供が開始されたOutlook.comの新デザインに移行しているユーザのみが対象になります。