今年のCESは大豊作!Windows 10搭載 最新パソコン続々登場

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現在、世界最大級の家電展示会「CES 2016」がアメリカ ラスベガスで開催されています。

CESでは毎年、家電のみならず、パソコン関連メーカー、デジタルカメラ関連メーカー、はては電気自動車までがこのショーに合わせて新しいニュース、新機種をぶつけてきます。

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このため関連業界ではこの時期はニュース掲載だけでもてんやわんやの状況となるのですが、その中でも今年のパソコン関連メーカーの新製品ラッシュは、まさに大豊作と言える状況です。Windows 10の登場が業界の活性化に一役買っていそうです。

そんな中でも特に注目したい機種がいくつか登場しています。

発売されれば間違いなく世界最軽量。NEC LAVIE Hybrid ZERO 11.6型モデル

13インチクラスのモバイルノートパソコンで驚異的な軽さを実現したNECの「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズ、今度は、11.6型液晶搭載の2in1タイプがまもなく発売となるようです。

しっかりとしたキーボードドックを備え、合体時には本格的なクラムシェルタイプのノートパソコンに変身する、デタッチャブルタイプの2in1パソコンです

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(NEC:LAVIE Hybrid ZERO 11.6型モデル)

やはり注目点はその驚異的な軽さ。簡易的な重量の計測では、キーボードを取り外したタブレット状態の本体が400g台。キーボードドックと合体させても800g台という、他社製品よりも頭一つ分以上抜き出た軽さを実現するようです。

まだ製品版とはなっていないので、これからさらなる重量の軽減が図られるかもしれません。

ちなみに、CPUには第6世代CoreプロセッサのCore mを搭載。バッテリーは半分ずつ、液晶側(本体側)とキーボード側に搭載する構造となっているため、ピュアタブレットモードでのバッテリー駆動時間は若干短めになるかもしれません。

ですが通常は7インチ、8インチクラスの液晶を採用する、小型のタブレット端末の重量が400gを切る程度です。11.6型液晶、高性能なCoreプロセッサを搭載しつつ、400g台の重量を実現できそうな本機はまさに驚異的な軽さと言えます。

2016年春モデルとして発売予定とのことですので、期待して待ちたいモデルの一つです。

パソコンにも有機ELディスプレイの流れが来るか?

今回発表された新製品の中でちょっと特徴的に思えたのは、有機ELディスプレイ搭載機種がある程度の数出てきたことです。スマートフォンでは既にかなりのモデルが有機ELディスプレイを採用していますが、パソコンでは、今回の発表のあった製品群が初めてではないかと思います。

DELLの30インチ4Kディスプレイ「UltraSharp 30」や、ALIENWAREの13型パネル採用ゲームパソコン「ALIENWARE 13」、HPの13.3型パネル採用の2in1パソコン「HP Spectre x360 13.3」、サムスンのGalaxyブランドを冠したWindows 10タブレットベースの2in1 PC「Galaxy TabPro S」などがあります。

このうちGalaxy TabPro Sは構成的にも、マイクロソフトのSurface Pro 4やAppleのiPad Proを強く意識したパソコンだと思われます。解像度こそ少し低めとなりますが、有機ELディスプレイの表示品質はこのパソコンの強い訴求点になりそうです。

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(サムスン:Galaxy TabPro S)

有機ELはパネル自体が発光しますので液晶のようなバックライトが不要で、ノートパソコンのディスプレイ側の筐体をきわめて薄く軽く作れます。

液晶では黒を表現する時にはバックライトの明かりを液晶の色を変えて遮ることで黒く見せますが、完全に真っ黒にはならずバックライトの明かりがわずかに漏れてきます。このため、明るさのコントラストがある程度以上には上がりません。

ですが有機ELでは、部屋が真っ暗でパネル表面の反射がなければ黒は本当に真っ黒になります。このため、液晶とは比べものにならないコントラスト比を実現できます。今の有機ELは発色もとても良いので、写真などの表示が大変きれいになります。

以前SONYの発売していた有機ELテレビの画像を見たことがありますが、目に痛いぐらいに鋭い、きわめて鮮烈なコントラスト、発色を実現していたことが印象的でした。

さらに、有機ELは表示の反応がきわめて良く、液晶のような残像がほとんど出ません。DELLがゲームパソコンに採用したことも、残像のなさでゲームにも最適、という判断があるのでしょう。

このようにディスプレイとしては大変優れた有機ELの特性なのですが、問題は価格と言うことになると思います。上に書きましたDELLの30インチ4Kディスプレイはなんと約5000ドル。日本円では60万円クラスでしょうか。

価格がどこまで落ちてくるかによっては、ある程度の数はパソコンの世界でもディスプレイが有機ELに置き換わっていくのかもしれません。

その他にも注目機種が大量に

サムスンは13.3型液晶を搭載して840gの軽量を実現したノートパソコン「Samsung Notebook 9 13”」を発表しています。HPも12.5インチの4K液晶を搭載しながら、1kgを切る軽さと12.4mmの薄さを実現しつつ、さらに米軍調達規格の堅牢性までをもクリアしたノートパソコン「HP EliteBook Folio」を登場させています。

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(HP:EliteBook Folio)

などなど、今回のCESは全ての機種を取り上げたら、いくら文面があっても足りないぐらいの大豊作となっています。これら新機種がパソコン界隈をどう盛り上げてくれるのか、とても楽しみです。

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