ショートカットを使って操作を楽に。Windows 10でデスクトップにショートカットを作る
元々、近道を意味する言葉のショートカットですが、Windows操作でもいろいろな手順を短縮して、目的を果たすための近道になるものにショートカットの名前がつけられています。
ファイル操作でのショートカットは、ファイルの実体へのハイパーリンクのようなものです。
ショートカットをダブルクリックすると、ファイルやフォルダの本体が開きます。
ファイルやフォルダの本体がどこにあってもかまいませんので、ショートカットをわかりやすい場所においておくことで、ファイル、フォルダを開く近道になります。
ここでは、Windowsでのショートカットの作り方と、ショートカットをデスクトップに作成する方法を紹介します。
ショートカットの作り方
Windowsのほとんどの操作がそうなのですが、ある操作を行うための方法が複数用意されています。
その中で利用者それぞれ、使いやすい方法を選択できます。
ショートカットの作り方にも複数のやり方があります。
コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から作成する
マウスの右ボタンをクリックしたときに表示されるメニューをコンテキストメニューと呼びます。
これは、右クリックした場所の内容(コンテキスト)に応じてメニューの内容が変わってくるからです。
このコンテキストメニューを使ってショートカットを作ることが出来ます。
そのためにはショートカットを作りたいファイルやフォルダを右クリックし、表示されるメニューからショートカットの作成を選びます。
すると元のファイルと同じ場所にショートカットが作成されます。
Altキーを押しながら目的の場所にドラッグする
ショートカットを作りたいファイルのアイコンを、Altキーを押しながらドラッグアンドドロップすることで、ショートカットを、ドロップした場所に作成することが出来ます。ここでは、元のファイルと同じ場所にドロップしてみました。
このようにショートカットが作成されます。
コンテキストメニューの新規作成から作成する
こちらはちょっと手順が多く、一般的にはあまり使わない方法かもしれません。
ただ、ショートカットを作成したいファイルやフォルダの場所(パス)がはっきりと分かっている場合には、エクスプローラでそのファイルのありかをたどっていくよりも、こちらの手順の方が手っ取り早いケースもあります。
エクスプローラやデスクトップなどの何もない場所で右クリックして出るメニューの新規作成から、さらに表示されるサブメニューの方でショートカットを選択します。
すると「新しいショートカット」のアイコンが表示されて、そのショートカットとどのファイルを結びつけるかを選択する画面が出ますので、参照をクリックし、結びつけたいファイルを選択します。
ここでは、同じフォルダにあるsample.txtファイルのショートカットにしてみました。
次に、ショートカット自身につける名前を入力します。
ここでは同じ名前にしてみます。
元のファイルの名前と同じ名前で、ショートカットが作成されました。
違いはアイコンに小さく表示されている右上向きの矢印です。
これが常にショートカットの方には付きます。
デスクトップにショートカットを作成する方法
デスクトップにショートカットを作成する方法にも複数のやり方があります。
それぞれが使いやすい方法を選べばOKです。
コンテキストメニューの「送る」から作成する
デスクトップにショートカットを作成したいファイルを右クリックします。
そのメニューにある「送る」から表示されるサブメニューの「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択します。
1操作でデスクトップにショートカットが作成されました。
Altキーを押しながらデスクトップにドラッグする
上で説明したAltキーを押しながら、ドラッグアンドドロップする方法も使えます。
目的のファイルやフォルダのアイコンを、Altキーを押しながらデスクトップにドロップすればOK。
こちらでも同じようにデスクトップにショートカットが作成されます。
ほかにも、適当な場所に作ったショートカットをデスクトップにコピーしたり、移動させたりすることでも同じ操作が行えます。
また、今回はファイルにてショートカットを作成する方法を紹介しましたが、ポータブル版のアプリやフォルダ、ドライブからもショートカットを作成し結びつけることも出来ます。