正式版リリースからわずか1ヶ月。早くもプレビュー版に新ビルド「10525」登場
米マイクロソフトは現地時間8月18日、Windows 10の新ビルドとなるビルド番号10525の物件を公開しました。公式blogで紹介を行っています。
インサイダープレビュー版を利用して、ビルドの入手ポリシーを高速に設定している人は、すでにこの新ビルドの入手が可能な状態になっていますので、従来通り、Windows Update経由でこのビルドを利用可能です。
ビルド番号10525の目玉はメモリマネジメントの改良
今回のビルドの目玉機能は、ユーザの目に見えにくい部分のOS内部のメモリ管理機能の強化です。
空きメモリが少なくなった状態になると、Windows 10のメモリマネージャが、使われていないプログラムをディスクに書き出してメモリから追い出すのではなく、内容を圧縮してメモリの占有量を減らすことで、実質的な空きメモリを余分に確保できるようにするものです。
一度メインメモリから追い出されてディスクに書き込まれたプログラムは、復帰させる際にはディスクの読み出しが入る分、レスポンスが大幅に低下しますが、こちらの機能を利用してメインメモリ上に情報が残っていれば、復帰させる際の反応が大幅に向上します。
この機能は「圧縮ストア(Compression Store)」と呼ばれているようです。
この機能が動作している様子は、タスクマネージャから知ることができる、と、マイクロソフトでは述べています。
配色設定機能を強化
もう一つの新機能として公式blogで紹介されている機能は配色の変更機能で、設定を行うと壁紙の色に応じてシステムの配色(アクセントカラー)が変わる機能です。
この機能は従来も実装されていましたが、今回のビルドの更新で強化が行われています。
従来はウィンドウのタイトルバーの部分には色がつかず、アクティブなウィンドウと非アクティブなウィンドウの見分けが行いにくかったのですが、今回の強化でアクティブなウィンドウのタイトルバーにアクセントカラーがつくようになりました。