最新2021、Windows 10インサイダープレビュー版の状況(ビルド21318.1000まで)

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Windows 10のインサイダープレビュー版は2021年になってからまたかなり活発に新ビルドの配信が行なわれるようになりました。

ただ大きな新機能の追加は今のところはなく、使い勝手のチューニングレベルぐらいの軽めの改善がいくつか行なわれています。

この記事では新要素の主なものをピックアップして説明します。

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タッチキーボードの改善

まず一つ目の要素、タッチパネルを持つデバイスで利用できるタッチキーボード、ソフトウェアキーボードの外見、使い勝手に結構大きな修正が入りました。

まず一つ目はタッチキーボードを画面下側から「剥がして」ウィンドウ表示状態である程度自由に動かせるようになったことです。

上のスクリーンショットは10.1型画面を持つ2in1 PCの表示で画面サイズにあまり余裕がありません。このためソフトウェアキーボードのウィンドウが自由に動かせるとしても、実際の配置上の自由度はあまり大きくありませんね。

キーボードを左右分離モードにしてもウィンドウ化して移動させることが可能です。

さらに、画面サイズが12型以上のマシンになるとより最適化したソフトウェアキーボードが使えます。画面サイズを意識して機能が異なる作りになっているようです。

ジャンプリストに「ファイの場所を開く」が追加

微妙な改良に見えますが、シーンによっては非常に使い出がある機能がこちら。

タスクバーのジャンプリストに「ファイルの場所を開く」コマンドが追加になりました。

ファイルエクスプローラーからたどっていくよりも数段速いアクセスが可能になります。

タスクバーにニュース機能統合

タスクバーからニュースにアクセス可能な機能が2つほど前のビルドで追加になっていましたが、当初は対応する言語圏が基本英語圏のみでかなり限られていました。最初の段階では当然のごとく日本語対応はなし。

ですが、前回のビルドの配信から日本語対応が始まり、「段階リリース」の形で一部の日本語圏のユーザーが利用可能になりだしています。

今回のビルド21318.1000でもこの機能はまだ段階リリースの途中扱いのようで、著者手元のマシンでは2台にDev版を導入しているのですが、1台のみでしかこの機能のプレビューが行えていない状況です。

概ね問題なく動いているようではありますので、インサイダー全員が使えるようになるのも遠くはないでしょう。「

クラウドクリップボードの機能拡張

Windowsキー+Vキーで呼び出すクラウドクリップボードの機能が拡張されています。

今回はリッチテキストフォーマットでコピーしたデータを「テキストとして貼り付け」る機能が追加になりました。

クリップボード履歴の項目の後ろにある「・・・」ボタンをクリックするとこの機能が表示されます。

ただこちらの機能も段階リリースの対象で、まだ使えるようになっていないPCも残っているはずです。

また以前に追加になっている機能ですが、クリップボード履歴のウィンドウにボタンが追加されていて、絵文字パネルなどが一発で呼び出せるようになっています。

元々,別の機能として組み込まれていたものですが、ちょっと意外なところに入り口が追加になっていました。

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